公園の芝生に座った2人。寝っ転がって夜空を見る。夜空は雲1つなく、星がややみえる。都心では街明かりが強くて綺麗にはみえないが。
輝莉「・・・・大会も・・・・フリステスも・・・・終わったね」
律音「やっぱりあっという間?」
輝莉「そうだね。りっちゃんと違って平凡だった私がここまでこれたのは・・・・」
律音「お母さんがいってたように、やっぱり潜在能力があったんだよ」
輝莉「かもしれないけど・・・・それより、やっぱり一緒にチームを組んでくれた乃愛ちゃんと星名ちゃん、それをりっちゃんミーナ、リルムがいてくれたから。私1人ではここまではこられなかったよ」
もちろんサポートやプロデュースしてくれた燿の存在も多大にあった訳だが、それは言わずとも律音にもわかっている。彼女自身、第1回大会でお世話になっているのだから。
輝莉「あっという間だったような長かったような・・・・でもやっぱりあっという間だったのかな」
律音「そだねー。でもまだまだ私達はこれからだよ☆」
輝莉は頷く。数日後、月乃宮プリダクションに赴いて契約書類にサインをしてくる予定になっている。スカウト大会、フリステスを経て----------
ようやくと思う。ようやく-------------------
輝莉「ようやく・・・・乃愛ちゃんと星名ちゃんと芸能活動ができるんだね」
律音「そういえばフリステスでも言ってたね。私達と一緒にやってるのにソッチの方が大事〜?」
輝莉「えええ・・・・そ、そんな事ないよ?VRANO=METRIAとして活動するのも大事だよ?」
律音「だよね♪ま、ちょっとからかってみただけだけど☆」
チームはあくまで別。一緒に仕事する事もあるだろうが、あまりなさそうだ。乃愛と星名と同じ事務所に入れたし、由としておこう。
このPROJECT-STAR-LIGHT2を含めた7年。1人の歌い手として大分成長はできたが・・・・人間的な成長はどうだっただろうか。・・・・あまり変わっていない気がする。別にいいけど。
7年早足に駆け抜けた7年間だったように思う。優勝に向けて過ごしたスカウト大会。エトワールになれてから奪われないように日々努力に費やしたフリステス--------
輝莉「本当に・・・・あっという間の7年だったなぁ・・・・」
律音「これからもVRANO=METRIAでよろしくね輝莉ちゃん。いつかは解散になっちゃうけど」
それは・・・・フリステス卒業の日に話し合われたもの。
解散。かつて律音とミーナとリルムの母親達のユニットASSOCIATION解散の時と同じ。いつかはミーナとリルムもイギリスに帰ってしまう。それが解散の時だと。
だが、それは今は話題にしないと決めた。まだまだ先の話だから。
しかしその時は・・・・確実にやってくる-------------
律音「ねぇ、もし解散しちゃったら輝莉ちゃんはどうするの?Ecritureに戻るの?」
輝莉「どうでしょう?何年後かもわからないし。もしかしたらりっちゃんと続けてるかも」
律音「そうしてくれると嬉しいな」
輝莉「りっちゃんはどうなの?STAR-MINEに戻るとかは考えたことは?」
律音「それもいいかもしれないけど、やっぱり輝莉ちゃんとやってたい、かな」
輝莉「じゃあこれからもずっとよろしくね、かな?」
律音「そだね☆」
2人で笑いあって・・・・芝生に寝っ転がりながら手を繋ぐ。というよりつながっているのは小指同士であるが。まるで約束の指きりのようだ。
一瞬、流れ星が流れ・・・・すぐに消えた。
2人が願ったのは・・・・たった1つ。
いつか4人が離れ離れになっても・・・・私達は一緒にいられますように・・・・と--------------------
----------------------------------エピローグ(F)へ-----------------------------
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