小鉄「そうですね、普段もっと動きいいですよね」
古舘アナ「せんだっての前田との闘い(86年4月29日、津市体育館)で再三、キック攻撃を浴びた…ボディスラムですっ!」
猪木、アンドレの突進してくる勢いを利用して、ボディスラムでアンドレを投げ捨てました。さらにストンピングからのニードロップ。
古舘アナ「さあ、250キロを投げ捨てたっ!さあ、足がおぼつかない、足がウイークポイントという、アンドレ・ザ・ジャイアントに対して低い体勢ながら、猪木がボディスラムを浴びせていきました。」
猪木、すかさずトップロープに登って、フライング・ニードロップ狙いも、アンドレが起き上がった為、大きく両手を広げてのリングイン。
古舘アナ「さあ、どうだっ!猪木が仁王立ちになるかっ!猪木が両腕を開いて、そして立ち上がった、さあ、どうだっ!背中のあたりにパンチをぶち込んでいくっ、桜井さんっ」
桜井さん「はい」
古舘アナ「この人間山脈をまず切り崩してですねぇ、倒れさせたということは。ここからなんですけどねぇ!」
桜井さん「そうですねぇ、山本さんのねぇ、指摘のようにねぇ、本当にジャイアントですねぇ、体調が悪いですねぇ、左足がねぇ、非常にかばっていますしねぇ」
古舘アナ「動きがいつも以上に緩慢ですよねぇ」
桜井さん「そうですねぇ、ですから、今日のタッグマッチねぇ、日本側が勝利を狙うとしたらワカマツなんですけどねぇ、ここはもう思い切って猪木にジャイアントをフォールにいってもらいたいですねぇ!」
古舘アナ「そうですねぇ〜」
桜井さん「チャンスですよぉ、今日は!」
古舘アナ「はい。さあ、ピンポイント攻撃でありますアンドレ・ザ・ジャイアント、ここでまた噛みつきです。まあ、桜井さんっ、一部にはですねぇ、ワカマツの実力というものは全く評価せずに、これはハンディキャップマッチであるという、意地悪な見方もあるんですが」
桜井さん「はい」
古舘アナ「マネージャー時代でも小うるさいワカマツがマットに上がる権利を得たということはですねぇ、決して安閑とはしていられない訳ですよねぇ」
桜井さん「そうですねぇ、それとねぇ、やはりワカマツの場合はですねぇ、ジャイアントという巨大な壁に支えられながらの、そのぉ〜、ファイトですからねぇ、色々悪辣なことも出来る訳ですよねぇ、そういう意味ではやっぱり甘く見てはいけないですよねぇ」
古舘アナ「はい」
猪木、自らロープに飛んで、起き上がろうとするアンドレの背中にパンチ、しかしアンドレも中腰になりながらパンチで反撃、立ち上がってパンチの連打から猪木を自軍コーナーに押し込んで額に噛みつき、アンドレは明らかに前田戦で受けた膝への関節蹴りのダメージから思うように動けず、スタンドでの攻防を嫌い、自軍コーナーに相手を押し込んでの反則攻撃で、出来るだけ動かずに試合を進めています。
ワカマツがコーナーから猪木の身体を押さえてアシスト、アンドレ、パンチを一発猪木に打ってからワカマツにタッチ、猪木の逃さないようにヒッププッシュで猪木をコーナーポストに押し込んで、体勢を固定。そこへワカマツが入って猪木にストンピングから噛みつき。
古舘アナ「この一戦に備えまして、このワカマツは精力的にトレーニングを積んでまいりました。会場、会場をサーキット中に、一番乗り致しまして、ガラーンとした誰もいない会場で秘密のトレーニングを展開してまいりましたワカマツ。
そして、若手を相手にバックドロップを見舞うというような、そういった大技もデモンストレーションとして伝承してまいりましたが、この檜舞台に出て、悪辣な手段には出ているものの、若干の遠慮というか、怖気づきも同様に持っているかもわかりません。そんなちょっと動きがおぼつかないといった感じもなきにしもあらずといった感じであります」
ログインしてコメントを確認・投稿する