桜井さん「古舘さんっ」
古舘アナ「はい」
桜井さん「藤原がねぇ、今、受けのレスリングをやってますよね。とにかく藤波にねぇ、どんどん攻めさせるという」
古舘アナ「ええ」
桜井さん「これねぇ、藤波のスタミナを出来るだけ奪ってねぇ、前田につなごうというねぇ、これはもう、藤原の腹積もりですねぇ」
古舘アナ「なるほど!」
桜井さん「ですからねぇ、藤波がねぇ、藤原のペースにかかって、勝負を急いではいけませんねぇ!」
古舘アナ「まあ、せんだっての東京イリミネーションにおきましても、まあ、新日サイドのですねぇ、作戦というものがですねぇ、どちらかと言うと上手く運んだという感がある訳で、もうUWFとしてはその手には乗らんと。こちらの作戦勝ちだという気持ちがあるでしょうね」
桜井さん「そうですね」
古舘アナ「はい。さあ、何とかロープに難を逃れたい。さあ、生命線はロープだ、生命線はロープだ、生死の境を彷徨っているぅ!あの2・6両国決戦、奇しくも同じ場所。猪木の絞め技を受けました藤原喜明、その、悪夢というドス黒い雲を脳裏によぎっているか、藤原が朦朧としている
生死の境を彷徨う、生死の境を彷徨う!さあ、一つ間違えると三途の川を渡ってしまう藤原喜明、一つ間違えると三途の川を渡ってしまう。さあ、生き延びる為には岸辺とも言うべきこのロープに這い上がっていかなくてはならない。しかしながら体勢を立て直していくっ!
さあ、藤波辰巳の作戦勝ち、ここらあたりは藤波の作戦が凌駕しているぞ、ロープに一旦手がかすった、サードロープに手がかすったぁ!ようやく生命線を見い出した藤原喜明であります。キック攻撃、先程の桜井さんの指摘にもあったように、藤原としては何とか試合を長引かせて藤波辰巳の消耗、スタミナの消耗というものを狙って、確実なダメージを藤波の肉体に刻みこんで、そして大将の前田につなぎたいところでしょう」
藤波のスリーパーは藤原がロープに逃げ、場外に転落。追い打ちをかけるように藤波はストンピングを出していきましたが、これは藤原が読んでおり、場外からストンピングに来た藤波の足を引っ張って藤波も場外に転落しました。
古舘アナ「さあ、今度は心中かっ!?心中を狙うのか?そんなことはないだろう。場外乱戦で藤波を痛めつけんとしています。後一歩まで詰め寄って王手をかけましたUWF」
桜井さん「古舘さんねぇ」
古舘アナ「はい」
桜井さん「ここで両者リングアウトになりますとねぇ、前田が闘わずして勝利ということになりますね」
古舘アナ「そうですねぇ、そのですねぇ、藤原の心中というのが、一瞬、私もかすったんですが、それは藤原、あるいはUWFのポリシーからいって、あり得ないという気がするんですが」
桜井さん「そうですねぇ、ここで藤波にですねぇ、もちろん前田に勝たせなければですねぇ、藤原としては意味がないですからねぇ」
古舘アナ「そうですねぇ!」
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