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2018年09月18日18:50

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(468)

86年5月1日、両国国技館、新日本プロレスvsUWF5対5勝ち抜き戦第7試合(20分1本勝負)【新日本副将】木村健吾vs【UWF副将】藤原喜明。レフェリー柴田勝久。

古舘アナ「新日に史上最大の道場破りを敢行致しましたUWF、まさしくその副将であります藤原喜明、例によってコスチュームを身に着けずに入って来たぁ!」

木村が奇襲攻撃、藤原を場外に投げ捨てる。ここで試合開始のゴングが鳴りました。

古舘アナ「やはり、木村と藤原の確執もあります。これは身を剥ぐような、本当に火種がくすぶっていた木村と藤原の確執、一気に藤原を攻め込んでいった木村、さあ、ゲリラ戦法先制攻撃」

木村、自らも場外に降り藤原の額を鉄柱ヘ。藤原ダウン。木村エプロンに上がり観客席に向かって「行くぞ!」とガッツポーズ。 

古舘アナ「局面局面で猪木が、敢えて相手に見舞っていく、そういった戦法を木村が藤原に対して見舞っていった訳であります。さあ、場外乱戦に持ち込んだ。藤原は一瞬怯んでから意に介さないような表情でリング内を伺います」 

木村、リングに上がって来た藤原の背中にパンチ、藤原、先程の鉄柱攻撃で額が切れて流血しています。

古舘アナ「さあ、木村が突っ込んでいくっ!山本さんっ」

小鉄「古舘さん、あのですね、ちょっと…」

古舘アナ「額を切りましたね」

小鉄「ええ、切りましたね」

古舘アナ「鉄柱攻撃で、場外乱戦によりまして藤原喜明、副将の額が早くも割れました」

木村、藤原に膝蹴りから抱え上げてドリルアホール・パイルドライバー。

古舘アナ「さあ、持ち上げたぁ!得意のドリルアホール・パイルドライバー、マットが軋んだ、マットが軋んだ!一瞬マットが大地震、直下型大地震のように軋んでいきました。まさに血で血を洗う文化闘争、まさしく藤原の流血が端緒になりまして、血で血を洗う文化闘争になりましたぁ!

さあ、藤原喜明どうだっ!凄まじい形相だぁ!顔面ダルマ大師の異名を持っております藤原喜明、UWFのカダフィ大佐、一人一殺(いちにんいっさつ)のテロリスト藤原喜明が、流血のヘッドバット、血まみれのヘッドバット!さあ、新日に対してUWFの追撃ゲリラ、藤原血まみれのヘッドバット出た出たぁ〜!」

藤原、一本足頭突きの連発で木村を倒してからチョーク攻撃。

古舘アナ「一時は、翼(つばさ)死して眠っておりましたUWF。そして、己達のポリシーを実践させるべく、そのリングというものを敢えて失くしてしまいました。ロビンソンクルーソーのように、漂流に漂流を重ねて、新日マットという島に辿り着いたUWF。これはもう引くに引けない断崖絶壁の闘い模様がある訳であります」

藤原はチョーク攻撃からスリーパーホールドで木村を締め上げていきます。

古舘アナ「木村が敢えて先制攻撃、功を奏するかに見えましたが、副将の藤原喜明、左顔面を真っ赤に染めて、妖鬼じみた表情、妖鬼じみた表情っ!」

藤原はスリーパーから三角絞めに移行しました。

古舘アナ「流血した仁王、流血した仁王様といった感じの鬼気迫る表情で副将の木村健吾を攻め込んでいきます。新日マットに殴り込みをかけるにまで及んだUWF、己達のポリシーをストイックなまでに推し進めて来たからであります。しかし、理想と現実の見えない川に何度泣いたことでありましょうUWFの戦士達。

肉体の外に哀しみの見えないレインコートをまとっている訳であります。ロンリーハートソルジャー、2年に亘る漂流の末に新日マットに殴り込みをかけてまいりました、見えない哀しげなレインコートを身にまとったUWFの戦士達、副将の藤原が血まみれのヘッドバットを叩きつけていきました」

藤原の三角絞めは木村がロープにエスケープ。両者リング中央ヘ。木村が藤原のお株を奪うワキ固めを見せました。
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