古舘アナ「さあ、ここらあたりで、木村が木戸にイチコロということになってしまいますと、木村は完全に汚名を着せられてしまいます。さらには藤波との亀裂も生じかねないといった、そんな意地悪な憶測も飛んでしまう訳であります」
木村、エルボースマッシュの連発、木戸はガックリと膝を着いて倒れました。木村、シュミット式バックブリーカーからフォールの体勢へ。カウントは2。
古舘アナ「エルボースマッシュ、軽く見舞っていきました。木村健吾であります。さあ、木戸修をとらえるか!?やはり木村には余裕があります。まあ、山本さんっ」
小鉄「はい」
古舘アナ「まあ、かつての新日時代の同胞、寝食を共にした木戸と木村、まあほぼ同年代だけにですねぇ、内に秘めたる確執の部分、その火種と言いますかねぇ、闘争心と言いますかねぇ、まあ、その辺のところはブスブスッとこう、音が聞こえて来るような感じがありますよねぇ」
小鉄「そうですね。どちらかというとですね、ちょっとですね、木戸選手の方が先輩っていう感じがあるんですけれどもね、やっぱりこれ、日本人同士、民族の感覚の問題ですかね。やっぱり先輩は後輩に絶対に負けたくないっていう感じはありますよね」
古舘アナ「ああ、なるほど…バックドロップっ!」
小鉄「ですからねぇ、木戸選手は意地でも木村を食ってやる、っていう感じはあると思うんですよね」
古舘アナ「なるほど!一方の木村もですねぇ、出て行った人間に対して新日のポリシーをですねぇ、ぶつけなくてはいけない。自分が新日砦の最前線にいる訳ですから」
小鉄「そうですね」
古舘アナ「その辺の任務がある訳であります。さあ、ロープに送りました、ショルダータックル、木戸がちょっと有利になってまいりました。おーっと!稲妻レッグラリアートっ!虚をついて出ましたぁ!さあ、紫電一閃!一瞬、両国の空を彩った稲妻だぁ!
稲妻レッグラリアート、矢のように見舞っていったぁ!この二人の同胞の時代、あれからの時代から袂を分かつ状態になって、まさしく光陰矢の如し、月日の流れを感じさせるような」
木村、稲妻レッグラリアットからの逆片エビ固め、木戸はギブアップ。
古舘アナ「その流れの早さを感じさせるような、一瞬の稲妻レッグラリアートで勝機をつかみました。木村、最後は固め技に持っていきまして、この中堅として活躍致しました木戸をとらえた木村。この後、やはり副将の藤原と相対する訳であります」
【新日本副将】○木村健吾(4分41秒、逆片エビ固め)【UWF中堅】●木戸修
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