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2018年07月20日21:34

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(412)

新日本プロレス86年5月1日両国国技館大会新日本vsUWF5対5勝ち抜き戦、第7試合は副将戦、新日本木村健吾vsUWF藤原喜明の一戦。

かつては新日本プロレスの前座、中堅の黄金カードでもあり、村松友視の小説にも採り上げられた組合せ。藤原が木村健をいたぶり、最後は逆転負けで負ける、本当に強いのはどちらだ?的な論調で書かれていましたが、藤原がテロリストとしてオーバーし、UWFでも最強だった為、両者のポジションは2年間で逆転。

6分56秒、藤原がワキ固めで木村健をギブアップさせて完勝、新日本は最後の砦である大将の藤波の登場です。

第8試合、藤波は1人で藤原、前田日明を相手にしなければならないか、もし藤原に負けたら、前田は試合に出ないままUWFに勝ちを許さなくてはなりません。

藤原は前田と藤波の闘いを視野に入れてか、少しでも藤波にダメージを与えておきたいところ。試合は場外で藤原がドリルアホール・パイルドライバーをも決めると藤波は額からおびただしい出血。

一本足頭突きで藤波の割れた額に攻撃を加える藤原。藤波は一瞬の隙をついて電光石火の逆さ押さえ込み。ややクイックながらカウント3が入り、8分56秒、藤波の逆転勝ち。藤原は敗れはしましたが、敵の大将である藤波に大きなダメージを与えることに成功しました。

第9試合、新日本大将、藤波とUWF大将、前田の軍団の威信を賭けた最終試合。既に1試合行い、額から流血している藤波はかなりのハンディを負ってしまいました。

前田は容赦ないキックを藤波に対して浴びせかけ、藤波も逃げることなく応戦。しかし、前の藤原との試合で追ったダメージは大きく、前田の大車輪ニールキックの連発の前にダウン。6分30秒、レフェリーストップにより前田の勝ち。

1人残りでUWFの勝利となりました。UWF軍は3月26日、東京体育館で5対5イリミネーションマッチで敗れた雪辱を晴らしました。

前田は試合後、「藤波さんは逃げずに来てくれた。もう一度万全な状況で試合をしてみたい」と藤波にラブコールを送っています。

メインイベントは猪木、上田馬之助組vsアンドレ・ザ・ジャイアント、ショーグン・KYワカマツ組。

この試合はワカマツが赤のショートタイツとリングシューズというスタイルで登場。悪役マネージャー、ワカマツとしてよりプロレスラー、若松市政としての試合をしています。

ワカマツはフレッド・ブラッシーやグレート・マレンコのように、元々強豪だった一流レスラーが歳を取ってマネージャーに転向した訳ではなく、格闘技経験もない中30歳を過ぎてから国際プロレスに入門し、レフェリー、リングスタッフをしながら試合にも出場していた立場で、国際でも病気から復帰したミスター珍を除く最下層のレスラーで猪木の相手になるレスラーではありません。

本来ならアンドレの黒子に徹し、チョッカイを出しては猪木、上田から逃げ回って最後は捕まって猪木の鉄拳制裁の餌食となる終わり方をイメージするところですが、ワカマツは試合で猪木とマトモに渡り合ってしまいました。

国際でも毎回試合が組まれなかった万年前座のワカマツが「国技館のメインで猪木と対戦」でその気になってしまったか…8分37秒、猪木がワカマツを延髄斬り2連発からの体固めでフォール勝ち。さして盛り上がらすに終わりました。あるいはアンドレが2日前の前田戦で膝に関節蹴りの連発を喰らったダメージから動けなかった可能性もありますがいずれにしろワカマツは猪木と試合をするだけのレベルになかったことは間違いのないところです。

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