4日後。フリステス出発を3日後に迎えた午前。
やっと荷造りを終えた輝莉は学校を訪れた。先生方に応援され、職員室を出る。今は皆授業中。廊下は静まりかえっている。
あとはとりあえず燿に挨拶をするだけだ。STAR-MINEの先輩方は昨日会ってお別れ会をしてくれた。ののかは「どーしてまたしてもののをスカウトしないのよ!!目、節穴なんじゃないの!?」と怒っていたが・・・・。
放課後まで部室で時間を潰そう。ああ、昼休みになったら誰か来るだろうか。それならそんなに待たずとも誰か来るだろう。輝莉は部室へ誰もいないが「しつれいしま〜す」と入る。
輝莉「PROJECT-STAR-LIGHT 2NDの優勝旗・・・・かぁ・・・・」
4月から今までの日々が思い起こされる。決して楽しいばかりではなかった。アイドルになるために、そしてなってからも大変なのはSTAR-MINEを見ていてわかった。入部したてのアイドルは華やかな職業としか思っていなかった自分がいまはただ恥ずかしい。
優勝旗------------
あの優勝が決まった時の瞬間を覚えている。今までの苦労が報われた瞬間-----------
だが・・・・それは自分だけのカだけではない。
燿、乃愛、星名、STAR-MINE・・・・そして律音達VRANO=METRIA。
その他の人達に助けられて・・・・自分はいまこうしている。
皆の助けがなかったらどうなっていたか・・・・ある意味で怖い想像しかでない。
その助けに報いるにはどうしたらいいか・・・・それはもう分かっている。
フリステスで結果を出す事。エトワールユニットに加入はするが、自分がそのエトワールの仲間入りができるかは・・・・試験はすぐだ。
月並みだが・・・・やれるだけの事をするだけだ。きっと結果はついてくるだろう。
と思っていると・・・・部室のドアが開いた。振り向くと・・・・待ち人来たる。燿とアイリーンだ。
燿「あれ?輝莉ちゃん来てたんだ」
輝莉「すいません。転校手続きしてもう部外者なのに勝手に入っちゃって」
アイリーン「かまいませんわよ。貴女の母校はここなのですから好きな時に来たらいいですわ。律音だってそうしてますし」
輝莉「あ、はい。えっと今日来たのは改めておせわになりましたって言いに」
アイリーン「フリステス編入おめでとう。これからが大変ですわね」
燿「ああ。荷造りはもう終わった?」
輝莉「はい。今日全部終わりました」
燿「そっか。あとは出発を待つだけか。頑張ってね」
輝莉「はい。お2人も仲良くやってくださいね」
アイリーン「もちろんですわ☆ね?あ・な・た」
燿「それはまだ早いでしょ!!それは置いといて。輝莉ちゃん。不安になる事は無い。律音ちゃんもいるんだ」
輝莉「そうですね。心強い先輩がいますね。でもエトワール試験がすんごく不安です」
アイリーン「それについては同感ね。あの子たまに突拍子もない事をするから」
エトワールユニットに入れられるのは多分、律音だけではなく、ミーナも関与してると思われる。場合によってはリルムも。
いろんな話をして部室を出た。改めての別れは後日空港で、という事にして・・・・乃愛と星名にも会わずに学校をでた。
やっぱり会って来ればよかっただろうか・・・・と思いながら足を向けたのは・・・・
・・・・決勝の地だった月乃宮スーパーアリーナだった------------------
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