全日本プロレス86年「エキサイティング・ウォーズ」は2月22日、戸田市スポーツセンター(テレビ生中継、観衆3,200人発表)で開幕。
開幕戦を前に、先シリーズ最終戦の2月5日、札幌中島体育センターで谷津嘉章のジャーマン・スープレックスホールドにフォール負けを喫し、インターナショナル・タッグ王座から転落した天龍が「初心に返ってやり直したい」と保持していたUNヘビー級王座を返上しています。
ハーリー・レイス、タイガー・ジェット・シン、テリー・ゴディ、クラッシャー・ブラックウェル、ワンマン・ギャングの外国人勢が参加。ジャパン、国際血盟軍と選手が飽和状態にある全日本プロレスは以前のように外国人選手を1シリーズに延べ10人前後呼ぶことは難しくなっていました。
開幕戦では鶴田、石川敬士組が新インターナショナル・タッグ王者チーム長州、谷津組と対戦。全日本プロレスの看板タイトルを奪って勢いに乗る長州が6分24秒、石川をリキラリアットから体固めに降しています。
無冠となった天龍はセミファイナルでギャングと対戦、6分15秒、首固めでギャングの巨体を丸め込んでカウント3を奪いました。
セミ前がタイガーマスク、マイティ井上組vsザ・グレート・カブキ、阿修羅・原組で12分50秒、原がM井上を回転エビ固めに押さえて勝利していますが、元NWA世界ヘビー級王者、ミスター・プロレスのレイスのカードはさらにその前に組まれ、ブラックウェルと組んでキラー・カーン、寺西勇組と対戦。5分41秒、レイス組の反則勝ちとなっています。
このシリーズは全日本プロレスにしては珍しく後楽園ホールでの開催が1度もなく、東京大会は2月25日、大田区体育館と3月13日の日本武道館のみ。
私は、この86年の3月に大学を卒業し、4月から就職致しましたが、入社前の4泊5日に及ぶ集合研修の日程が武道館と重なり、観戦に行かれなくなった為、25日の大田を観戦しました。
今の時代なら在学中に拘束して宿泊研修を受けさせるのはアウトかと思われますが、昭和の話なのでそれも許されたのでしょう。
3月13日の日本武道館では全日本vsジャパンの7対7シングルマッチによる全面対抗戦が発表されており、大田大会の試合前に両チームのメンバーか発表されています。
全日本は馬場、鶴田、天龍、タイガーマスク、石川、M井上に前年12月に凱旋帰国を果たしたサムソン冬木を抜擢。ジャパンは長州、Kカーン、谷津、アニマル浜口、小林邦昭、寺西、栗栖正伸。
大田大会(観戦2,720人発表)のメインイベントは鶴田、天龍、石川組vs長州、Kカーン、寺西組で12分25秒、両チームリングアウトの引き分け。延長戦となりましたが両軍のセコンドが介入し僅か44秒で両チーム反則となりました。
セミファイナルは馬場、大熊元司組がシン、ギャング組と対戦、6分22秒、シンが大熊をコブラクローからの体固めで破りました。
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