全日本プロレス、ニューイヤー・ウォーズSUPER BATTLE86、1月11日は北九州市西日本総合展示場大会。(テレビ生中継、観衆2,900人発表)メインイベントでは天龍、大熊元司組が長州、谷津嘉章組と対戦。谷津が秘密兵器の足4の字固めで大熊をギブアップさせてジャパン軍団の勝利。
大熊は前85年1月3日、後楽園ホールでのジャパン軍団シリーズ参戦2戦目のテレビマッチで天龍と組み、長州、アニマル浜口組と対戦。普段のナマクラない試合を封印して敗れはしたものの、長州に当たり負けしない頑丈さと、年下の後輩(大熊は63年日本プロレス入門)に負けてたまるか、という闘志溢れる試合が高く評価されたか、対ジャパンの貴重な戦力となっています。
テレビ初登場となるバリー・ウィンダムとマイク・ロトンドのUSAエキスプレスは鶴田、冬木弘道組との対戦。6分28秒、ウィンダムが冬木の振り向き様のダイビング・ボディアタックを受け止めてクルッと体勢を入れ換えての体固めでフォール勝ち。
ミル・マスカラスは石川敬士とシングルマッチを行い12分23秒、回転エビ固めで勝利。また、ハワイからやって来た謎のレスラー、マイティ・ミロはこの日、保永昇男に9分47秒、回転エビ固めで敗れると、北九州大会を最後に3試合のみで帰国しました。全日本プロレス側からはミロに関するリリースは何もなく謎のままに終わりましたが、使えそうになかったのとワーキングビザの関係から帰国させられたものと思います。
1月14日、鹿児島県立体育館(テレビ収録、観衆3,700人発表)ではメインイベントで鶴田、石川組vs長州、寺西勇組のタッグマッチが行われる予定でしたが、先に入場していた鶴田、石川組が2人がかりで後から入って来た長州を襲撃。
長州を場外に叩き落としてから椅子で長州の額を割って流血させ、ツープラトンのハイジャック式パイルドライバーを3連発、長州は試合開始前にKOされて退場。試合出場が不可能となり、代わって既にこの日1試合行っている谷津(浜口、栗栖正伸と組んでラッシャー木村、ザ・グレート・カブキ、阿修羅・原組と対戦、R木村がラッシング・ラリアットで栗栖をフォール)が寺西と組んで出場。
試合は3分2秒、石川が寺西を逆さ押さえ込みに降して全日本軍が勝利。
この時の鶴田、石川からの襲撃で右脇腹を痛めた長州は翌1月15日の八代市総合体育館大会を欠場しています。
1月17日、広島・三原市リージョンプラザ(観衆2,600人発表)から長州が復帰。メインイベントで谷津、浜口とのトリオで鶴田、天龍、石川組との頂上決戦。
今度は長州が鶴田を試合開始のゴング前に襲撃し谷津とのハイジャック式パイルドライバーでお返し。試合開始後も大荒れで10分2秒、レフェリー暴行によりジャパン軍の反則負けとなりました。
新日本プロレスと違い、リング外での話題作りが上手くない全日本プロレスでは、このような「テロ合戦」は新日本の焼き直しと言っていいですがあまり大きな話題には繋がりませんでした。
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