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2018年05月26日08:53

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(357)

一方、理想のプロレスと現実の興行のギャップに苦しんでいたUWFは海外タイムス社をスポンサーに付け、団体名を「海外UWF」に変更。新体制になってからの初のシリーズ「格闘技オリンピア」が85年5月18日、下関市体育館で開幕。

下関はスーパー・タイガーこと佐山聡の地元であり(フロントの上井文彦営業部長も同じ下関の生まれ)3800人(超満員)発表の観客を動員しています。

前に書きましたが、前84年10月に放送を開始し、多くのファンを魅力したテレビ東京「世界のプロレス」でUWFの試合が不定期ながら放送されることとなり、その第1弾が下関大会でした。

2月にUWFに初来日したグレート(ラリー)・マレンコの次男ディーン・ソルコフの兄であるジョー・ソルコフが初来日、ピート・ロバーツ、サンボの世界王者ミッシェル・シュナイダー、トム・タイロン(後にポール・ハリス、ナイジェル・タワーズとして全日本プロレスに来日)、ラリー・ハミルトンらの外国人メンバーが参加。

このシリーズは公式リーグ戦そのものはありませんでしたが、7月に開幕する「格闘熱帯ロード」から実力上位者によるAリーグ、2軍落ちと言えるBリーグに別れてのリーグ戦を企画しており、1〜4月にかけて行われた格闘技ロード・公式リーグ戦の参加者によるランキング決定戦が行われ、成績下位の選手はBリーグ行きという試練が待ち受けておりました。

格闘技ロード・公式リーグ戦の1位はSタイガーに敗れたのみの7戦6勝1敗の木戸修。2位は木戸に負け、空中正三に不戦敗の7戦5勝2敗の藤原喜明と、藤原、高田伸彦に負けたSタイガーが同じく7戦5勝2敗。

4位には木戸、藤原、Sタイガーに負け、高田、山崎、マッハ隼人、空中に勝った7戦4勝3敗の前田日明と木戸、藤原、前田に負け、Sタイガー、山崎、隼人、空中に勝った高田が7戦4勝3敗で並びました。

6位は隼人、空中に勝って後は負けで7戦2勝5敗の山崎一夫と藤原に不戦勝、隼人に勝って7戦2勝5敗の空中が同点。引退した隼人は7戦全敗でリーグ戦を終了していました。

開幕戦の下関では前田と高田による4位決定戦が行われ、前田が19分20秒、横三角絞めで高田を破り4位に。高田は5位となりました。

セミファイナルでは木戸、藤原組vsSタイガー、Jソルコフ組のタッグマッチが行われ、藤原が22分59秒、アキレス腱固めでSタイガーからギブアップ勝ちを収めました。

初来日となるシュナイダーは山崎を膝固めに降しています。

5月27日、大阪・臨海スポーツセンターでの山崎と空中による6位決定戦は山崎が16分20秒、ジャーマン・スープレックスホールドによるフォール勝ちで6位、空中は7位となりましたが、勝敗に関係なく両者は次期シリーズBリーグ行きが決定。

シリーズ最終戦、5月31日、後楽園ホール(観衆2368人超満員発表)のメインイベントでは藤原とSタイガーが2位決定戦で対戦。24分10秒の激闘の末、藤原がアキレス腱固めでSタイガーを制し2位。Sタイガーは3位となりました。この時期、藤原とSタイガーでは圧倒的に藤原の方が勝率に分がありました。

これでUWFに実力ランキングが導入されましたが、スポンサーである海外タイムスは金地金取引による巨額詐欺事件を起こした豊田商事の系列会社であり、同社永野一男会長が被害者に刺殺される様がテレビで大きく取り上げられて社会問題となったこともあり、スポンサーからの撤退を余儀なくされました。

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