88年6月11日には新生UWFが札幌中島体育センターで旗揚げ第2弾興行「STARTING OVER UWF」を開催。
テレビ放送のないUWFに取って、会場チケット料金収入は大きく、首都圏でない札幌で果たして満員に出来るのか?という危惧はありました。
週刊プロレスでは誌上で「プロレスファンよ、密航せよ!」と読者を煽動し、「その場所に行った者だけが見ることが出来る聖戦」を強調、結果、地元北海道以外からも多数の観客が駆けつけ、5200人(超満員)発表の観客を動員しています。
対戦カードは今回も3試合。メインイベントは前田日明vs高田延彦の頂上対決。開幕戦で前田と山崎一夫をやってしまったら、これしかもう残されていないという感じでした。
試合は25分18秒、片羽絞めで前田が高田からギブアップ勝ち。
セミファイナルでは新生Uに来日した初の外国人選手、「黒い藤原」と言われたマレンコ道場出身のノーマン・スマイリーが山崎と対戦。
マレンコ道場仕込みのサブミッションで山崎を追い込みましたが15分30秒、ワキ固めで山崎が勝利。
第1試合では中野龍雄と宮戸成夫が30分時間切れ引き分けとなっています。
旗揚げ2連戦を大成功で終わらせたUWFは所属日本人選手が6人ながらも早くも旗揚げ3か月で8月13日、有明コロシアムへの進出を発表しています。
新日本プロレスのIWGPチャンピオン・シリーズは終盤戦に突入。
6月23日、横浜文化体育館(ノーテレビ)では新IWGPタッグ王者チーム、長州、マサ齋藤組がスーパー・バイオレンス・コンビ、ディック・マードック、アドリアン・アドニス組の挑戦を受けて初防衛戦を行っています。
挑戦者組はアドニスが太りすぎでコンディションは悪く、長州が12分24秒、リキラリアットからの体固めでアドニスをフォール。初防衛に成功しています。
アドニスはWWFとの契約が切れており、身体を絞っての再来日が期待されましたが(太ったオカマギミックはWWFからリクエストされたキャラクターであった)、シリーズから帰国後の88年7月4日、カナダの郊外で交通事故に遭い34歳の若さで亡くなってしまいました。
セミファイナルは4月27日、大阪府立体育会館に続いて正規軍vs旧ジャパン、長州軍のジュニア5対5イリミネーションマッチが行われました。
正規軍は越中詩郎、星野勘太郎、野上彰、後藤達俊、山田恵一組。
旧ジャパン軍は小林邦昭、ヒロ斉藤、保永昇男、佐々木健介にオーエン・ハートが助っ人として参戦。
翌24日に大阪府立体育会館でIWGPジュニア・ヘビー級王座を賭けて対戦するオーエンと越中は両者リングアウトによる両者失格。
最後は健介が先輩である野上からパワースラムで殊勲のフォールを奪い旧ジャパン軍が1人残りで勝利を収めました。
翌日、長州とIWGPヘビー級王座決定戦を行う藤波は木村健吾と組んでケンドー・ナガサキ、ミスター・ポーゴ組との対戦。
ポーゴをドラゴン・スリーパーでギブアップさせています。
この日第1試合で地元横浜出身の鈴木実(みのる、20歳)が飯塚孝之(高史)とデビュー戦を行い8分47秒、逆片エビ固めで敗れています。
それから紆余曲折あった鈴木と飯塚が30年後の現在も鈴木軍で新日本プロレスのリングで試合をしているのは感慨深いです。
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