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2018年03月27日14:56

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春は別れの

春は別れの季節なのでしょうか。
立て続けに親しい方との別れがありました。
参列すると自分の時はどうするかと考えてしまいます。
うちは二人とも兄弟の末の方なのでお寺さんとは無縁です。
明るいフラットな終の棲家がいいなあ。
もちろん家族だけで送る。
花だけ飾って、Mがヴァイオリン、Gがチェロで二三曲弾いて、
みんなで美味しいお茶とサンドウィッチを食べる。

それがいい!


大礒に西行ゆかりの「鴫立庵」があります。

  心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ  西行

この歌で有名ですね。
3月の終わりの日曜日に「西行祭」がここで行われ、献茶、献詠、献花いろいろあって、
全国から応募の俳句短歌の献詠がありました。

友人が出そうというので連られて出したところ、
入選してしまいました。→賞状一枚目

  キッチンにまこと小さき蟻出でてもぢもぢもぢと春をはこべる

友人4人連れだって行き、午後は当日投稿の歌会、審査員の批評を聴く。
審査員は柳 宣宏、今井恵子、花山多佳子さんの方々。
そこで一位をいただいてしまいました。→賞状二枚目

  「厳しい娘(こ)にすこおし嘘などいふのよ」とかつて小学校教師の姉は

小学校の先生では子供に「嘘をついてはいけませんよ」と言っていただろう、今や立場が変わって、老いた哀しさがある。姉の姿が人間的に良くとらえられていて面白い。心理が分かる中身のある歌。
という批評でした。

主人の姉は独り暮らし、娘が「今日はタンパク質食べた?何歩歩いた?」と電話で厳しい。「うん、うん食べたよ、ちゃんと歩いてるわよ」と返事。先日私との電話で「ちょっと嘘などいうのよ」と内緒話して笑ったのでその場面を詠みました。


すごく大きい賞状でびっくりでした。

なんだか当たりの日でした。と景気のいい話で締めくくります。
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