出来上がった曲を早速燿に聞いてもらうと、1発でOKがでた。今回は3人で創った旨を伝え、ランニングへ向かっていく。
星名「よかったよね1発オッケーで」
輝莉「うん。後は振り付けと衣装だね」
乃愛「トレーニングを続けながらやりましょう」
学校を10周して部室へ。今度は3人で振り付け考案だ。3人で熱の入った話し合いを続けると燿が声をかけた。だいぶ頑張ってるね、と。
輝莉「そうですよぉ。燿さんとやるのはこれで最後なんですから」
燿「・・・・え?」
星名「先輩3年生だし、落第しないで卒業するでしょ?中学で落第なんて聞いた事ないしね」
乃愛「先輩に優勝をプレゼントしたいんです」
なんか感動してしまった。まさかそんなふうに思ってくれていたとは。しかしここはおきまりの言葉を言っておかなければならない。
燿「君達の言葉は嬉しいけど、やっぱり自分達の為に頑張ってほしい」
しかしそれでも燿の為に頑張るという。
最後に優勝を贈る。
それが自分達の目標なのだと。
自分達の為だと。
燿「君達・・・・」
輝莉「じゃあ私達、実際に身振り手振りしながら考えてきますね」
星名「でわでわ〜」
3人が部室から出て行ったあと、そっと入ってきた人物が2人。
アイリーンと・・・・燿の父親、史記だった。
史記「ちょっと感動的、だったかな?」
燿「親父。なんでここに?それにアイリーンまで。今日の仕事は?」
アイリーン「とっくに終わりましたわ。学業に影響が出る程の仕事量ですわね。それはさておき」
アイリーンは部室の窓際からグラウンドを望む。グラウンドでは輝莉達が身振り手振りで振り付けを考えている様子が見えた。
アイリーン「彼女達の気持ちもくんであげなさいな。わたくし達だって、貴方には感謝していますのよ?」
史記「おや、アイリーンちゃんデレた?」
アイリーン「べ、べつにそういう訳ではありませんわよ!!」
史記「はっはっは。照れない照れない。まぁともあれ燿。最後まで気を抜くなよ。他の5チームは強敵だろう」
わかっていると短く答える。
アイリーン「頑張ってますわねあの子達。貴方の為に優勝をプレゼントしたいだなんて。けなげではないですか」
史記「有終の美を飾れるかどうか。今回はあの子達に任せたらどうだい」
燿「任せるって・・・・全部?」
史記は頷いた。彼女達のやりたいようにやらせてあげる。最後くらいはいいかもしれない。燿は頷いた。
史記「お前の為、あの子達自身の為に、優勝してほしいところだね」
アイリーン「そうですわね」
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