mixiユーザー(id:21258650)

2018年03月04日13:55

623 view

ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(298)

ミスターXは赤覆面に黒い縁取り、白の真新しい空手着の上下。空手着の背中には黒で「X」の文字が入っています。

第1ラウンド開始のゴング。三浦アナ「さあ、第1ラウンド開始のゴングであります。アントニオ猪木vsミスターX!」

桜井さん「そうですねぇ、ミスターXですがねぇ、見た感じマーシャルアーツというよりは空手ですねぇ」

それは、そうだろう。マーシャルアーツは上半身裸にパンタロンスタイル、足の底が開いた独特のリングシューズを履いて試合をしており、一目見ればその違いは歴然。

三浦アナ「192cm、ミスターX、それよりわずか…(小さいか)どうでしょう?」

桜井さん「そうですねぇ、190cm位じゃないですか?」

2cmの差がパッと見ただけで判別出来るのは流石です。

三浦アナ「そうですね、ミスターX、この人はウエイトがあるんで大きく見えます」

桜井さん「そうですねぇ、ウエイトはこの人、間違いなく150kgありますね」

三浦アナ「計量も拒否したミスターX、320ポンド、150kg近い巨体であります」

桜井さん「しかしねぇこの人、普段ですねぇ、控室なんかで見てますとねぇ、ちょっと動きがのろいんじゃないかという気がするんですけれども、この空手着に身を包みましてねぇ…」

猪木が懐に飛び込んで行こうとするところをXはパンチ、猪木は軽くダウン。

というより、猪木はXがあまりに木偶の坊なのを見抜いたか、自分からXに当たりに行ってパンチを食らったように倒れて見せていたのです。

まさに「ホウキ相手にもプロレスが出来る」猪木の真骨頂。

桜井さん「今、左手を叩きつけるようなパンチ、しかし猪木は今のパンチでダウンしたのではなくて、身を沈めてかわしたンですねぇ。(Xは)非常に空手着がさまになっていて、動きがこう…リズミカルに見えるんですよね」

館内、9900人、超満員に膨れ上がった観客からはイノキ・コール。

猪木、スライディングしてのアリキック、しかしこれは空を切ります。

三浦アナ「1ラウンドも2分を経過しました。大阪のファンからはイノキ・コールの大合唱であります。スタンディングで中に入ろうとする猪木であります」

桜井さん「Xはねぇ、フックの軽いのに驚きますねぇ。非常に軽い動きですねぇ」

Xのジャブに対し、猪木はアリキックで応戦。猪木立ち上がって組みつこうとしましたが、Xは投げを打っていきます。もんどり打って倒れる猪木。

しかし、よく見るとXは腕だけを使ってしか猪木を投げておらず、猪木は投げられたふりをして自ら跳ねて飛んだ感じが強かったです。この位は猪木には朝飯前でしょう。

三浦アナ「さあ、組み付いた。投げを打ったX」

桜井さん「それでねぇ、私は今までの格闘技戦を思い出しましてねぇ、モンスターマンにしろ、チャック・ウェップナーにしろ、非常にスタートからエキサイトしてましたが、Xは冷静ですねぇ、非常に猪木の動きをよく見てますねぇ、この辺りがちょっと怖いですねぇ」

ルール無視の喧嘩屋であり敗戦は全て反則負けのXが冷静では…。

三浦アナ「ジャンプを見せました。猪木飛び込んだっ!」

猪木、アリキックの体勢だがこれはフェイント。立ち上がってまたも組み付こうとしましたがXは投げ、猪木ダウン。

三浦アナ「さあ、組み付いたがっ!」

桜井さん「組み付いていってねぇ、それを組み止めてねぇ…左腕で投げた。今の投げは早かったですねぇ」

X、猪木を投げた後は次に何をしていいかわからなかったか、ダウンした猪木の腹を一度踏みつけただけで、自分から猪木から身体を離してしまいました。

ここで第1ラウンド終了のゴングが鳴らされました。

三浦アナ「第1ラウンド、どうでしたか!?」

桜井さん「5-5ですねぇ!」
7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年03月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031