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2018年02月26日08:14

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(292)

79年1月29日、国際プロレスの新春パイオニア・シリーズ最終戦の勝田市(現ひたちなか市)総合体育館ではグレート草津の代わりにマイティ井上がアニマル浜口と組んで、新日本プロレスの星野勘太郎、山本小鉄組のヤマハ・ブラザーズに奪われたIWA世界タッグ王座へのリターンマッチに挑みました。

1本目は山本がM井上の足をスタートから狙って集中攻撃。足4の字固めの奇襲を見せて僅か2分59秒、先制のギブアップ勝ち。

足4の字をかけた山本もかけられたM井上も足は太くて短く、ガッチリ入ってしまうと抜け出しにくかったのは確かでした。

1本目を速攻で取られた国際組は2本目、ようやくペースを握り始め、連携プレーも見せるようになり、19分28秒、M井上が山本をフライング・ショルダーアタックからのサマーソルト・ドロップ2連発で体固め。試合をタイに戻しました。

決勝の3本目は浜口がヤマハの連係に捕まりました。試合権利があるのが山本と浜口。しかし、ノータッチで星野が入って来て浜口をロープに飛ばしての2人がかりでのクローズライン。

そのまま星野が浜口をフォールしてレフェリーの遠藤光男はカウント3を入れてしまいました。

しかし、リング下にいたサブレフェリーのマンモス鈴木が「星野はノータッチで入って来た、試合権利はない」とアピール、国際プロレスのセコンド陣もリングに上がり「反則だっ!」と猛抗議をしています。

遠藤レフェリーはこのアピールを受けて「今のヤマハのフォールは無効」と判定を覆して試合続行を命じました。

しかし、ここで山本は怒る訳でもなく、笑みを浮かべながら遠藤レフェリーに近寄って行き、いきなり強烈なビンタを一発。

ダウンした遠藤レフェリーはゴングを要請。4分40秒、ヤマハの反則負けとなり、ルールによりベルトの移動はなし。王者組は初防衛に成功しています。

山本の心憎いばかりの故意のレフェリー暴行による防衛でした。この日はシリーズ最終戦であり、ベルトは他団体流失となりました。

山本はリング下で国際側のセコンドに着いていたラッシャー木村にベルトを見せ付けながら、「今度はお前が挑戦して来い」とアピールしました。

グレート草津、M井上、浜口が出てきて勝てないのだから、今度はエースであるR木村が出てくるしかないだろう? という挑発でした。

判定に納得がいかないM井上と浜口は「今度は向こう(新日本)のリングに乗り込んでベルトを奪い返しに行く」と敵陣での再挑戦に意欲をあらわにしています。

新日本プロレスの新春黄金シリーズの最終戦は2月2日、札幌中島スポーツセンター大会。前78年は札幌中島2連戦を行っていますが、この年は1大会のみ。

外国人選手が地味なメンバーが多く、また藤波も海外遠征中とあって4300人発表と満員には成らず。

メインイベントは坂口、ストロング小林組の北米タッグ王座にボブ・ループ、クルト・フォン・ヘス組が挑戦。

元王者のヘスは74年8月16日、ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムで猪木、坂口組に敗れ王座を失ってから実に4年半ぶりの同タイトル挑戦でした。

1本目は18分35秒、外国人組のマネージャー、グレート・マレンコが介入しての日本組の反則勝ち。

2本目は3分54秒、坂口がジャンピング・ニーアタックからヘスを体固めに降し、坂口、S小林組が9度目の王座防衛。

猪木はセミファイナルでトニー・ロコをバックドロップからの体固めで撃破しています。
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