新日本プロレスのプレ日本選手権予選リーグ戦も各地で熱戦を展開。
78年11月25日、行田市民体育館では藤波と上田馬之助が対戦、5月26日、高松市民文化センターでのMSGシリーズ決勝リーグ戦では僅か2分57秒、藤波のスクールボーイで丸め込まれて赤恥を掻かされた上田は暴走の末反則負け。
11月27日、市原市臨海体育館では長州力と剛竜馬が初対決。お互いにカナダ修行時代、モントリオールでタッグを組んでいた両者でしたが対戦は初。藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座に再挑戦を控える剛がリングアウト勝ちを拾いました。
坂口は上田に反則負けとなっています。
その剛は翌11月28日、茨城県岩瀬町体育館で星野勘太郎と対戦して逆さ押さえ込みで不覚のフォール負けを喫しています。
藤波は共にヨーロッパ修行に出ていた木戸修に回転エビ固めで逆転のフォール勝ち、ストロング小林は上田に反則勝ち。
11月30日、広島県立体育館では藤波のWWWFジュニア・ヘビー級王座に剛が挑戦。
両者は7月27日の日本武道館で対戦してからまだ4か月しか経っておらず、プレ日本選手権の予選リーグ戦中のタイトルマッチであり、公式戦でも両者は当たるところからこの時期タイトル戦を行う必然性はあまりなかったように思います。
しかし広島は前回の興行だった7月24日の同所での大会が猪木vsペドロ・モラレスのNWFヘビー級選手権試合、坂口、S小林組vsピーター・メイビア、ヘイスタック・カルホーン組の北米タッグ選手権試合と団体旗揚げ以来初の2大タイトルマッチを持って来たにも関わらず3800人発表と厳しい客の入りでした。
広島は75年3月13日、猪木vsタイガー・ジェット・シンのNWF世界ヘビー級王座決定戦(シンのフォール勝ち)の12000人(超満員)発表をピークに観客動員が減少。
81年9月18日、ブラディ・ファイト・シリーズの猪木vsスタン・ハンセンの一戦がメインの時に6500人(満員)発表まで集客に苦労しておりました。
猪木と外国人選手がいないシリーズでしたのでプロモーターからの強い要望でタイトル戦が組まれたかと思います。
試合は2度目の対戦とあって藤波が余裕の試合運びを見せ、足4の字固めで剛をギブアップ寸前まで追い込み、ドリルアホール・パイルドライバーから最後は17分56秒、ドラゴン・スープレックスホールド(飛龍原爆固め)でフォール勝ち。11度目の防衛に成功しています。
前回の10月20日、寝屋川市民体育館でのベルト永久保持を賭けたチャボ・ゲレロとのV10戦で壮絶な大流血戦の末に勝利した藤波でしたが、ニューベルトはこの時はまだ間に合わず。
プレ日本選手権の予選リーグ戦では坂口とS小林の北米タッグ王者パートナー対決が組まれました。
藤波、長州に敗れて後がないS小林は場外乱闘で坂口をボディスラムの体勢に横抱きにしておいて本部席の机の上に叩きつける荒技で14分28秒、リングアウト勝ちを収めており、坂口から嬉しい初勝利を奪いました。
試合後、握手をS小林から求められた坂口でしたが張り手でこれを返しています。
長州とマサ齋藤の注目の一戦はエキサイトした長州がレフェリーの制止を無視して攻撃し、長州の反則負けとなっています。
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