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2017年12月01日23:05

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(229)

78年11月17日、後楽園ホールでプレ日本選手権が開幕。

参加選手は新日本プロレス所属が猪木(欧州世界選手権シリーズ参加の為決勝トーナメントから出場)、坂口、藤波、ストロング小林、長州、星野勘太郎、山本小鉄、木戸修、永源遥の9選手、狼軍団がヒロ・マツダ(猪木と同格扱いで決勝トーナメントから出場、試合には参加)、上田馬之助、マサ齋藤、剛竜馬、サンダー杉山の5選手。

猪木とマツダを除く14選手により○フォール、ギブアップの1本勝ち5点、◇反則勝ち☆リングアウト勝ち4点、△時間切れ、両者リングアウトの引き分け2点、□不戦勝5点、●◆★■あらゆる負け0点、▲無効試合、没収試合0点で予選リーグ戦が行われ、

8選手が決勝トーナメント進出、猪木、マツダを加えた10選手で決勝トーナメントを開催するという、予選落ちは僅か4選手というハードルの低さでした。

優勝決定戦は12月16日、蔵前国技館で行われますが、2日前の12月14日、大阪府立体育会館のみWWWFヘビー級王者、ボブ・バックランドがワンマッチ参戦し猪木の挑戦を受けてタイトル戦を行うことが発表されています。

これはメンバーが日本人だけでは大阪のカードが弱いだろうという営業的テコ入れかと思われます。

開幕戦はテレビ生中継でしたが、番組の冒頭に11月9日、西ドイツ・フランクフルト・フェストホールで行われた猪木vsカール・ミルデンバーガーの異種格闘技戦を放送した為、後楽園からの中継は午後8時20分過ぎから入りました。

セミ前は山本小鉄と上田馬之助の対戦、先に仕掛けたのは小鉄、上田を場外に落としてコーナーポスト最上段から場外の上田めがけダイビング・ボディアタック!

しかし上田はこれをかわして小鉄は自爆、ビール瓶を持ち出した上田は割れたビール瓶で小鉄の頭部を一撃。小鉄は額から流血してダウン。

2分9秒、上田がグロッキー状態の小鉄をフォールして勝利を収めました。

小鉄はこの一戦により頭部を負傷して以後のリーグ戦を棄権しています。

セミファイナルは初対戦となる藤波と杉山の対戦、杉山のラフ殺法に撹乱された藤波でしたが、杉山の一瞬の隙をついて6分57秒、回転エビ固めでカウント3が入り逆転勝ち。勝ち点5点をゲット。

メインイベントは坂口とM齋藤の明大同期の桜対決。74〜76年の第1〜3回のワールド・リーグ戦での名物カードでした。

しかし、M齋藤が前回の77年アジア・チャンピオン・シリーズまでは日本側の助っ人としての参戦でしたが今回からヒールサイドで試合をすることになり若干カラーの違う試合となっていきました。

テレビ生中継は試合の途中で終了してしまいましたが15分22秒、場外でのアトミックドロップから坂口がリングアウト勝ちで4点を獲得しています。
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