78年9月19日、大阪府立体育会館は今シリーズ仲間割れしたタイガー・ジェット・シンと上田馬之助が一騎討ちするとあって超満員9500人発表の観客を動員。
実況は三浦智和アナ、解説は桜井さんです。
三浦アナ「シン、上田の対決とあってプロレス人気の高い大阪府立体育会館は9500人という、相撲の大阪場所でもこんなに入ったことはなく、今回が新記録だそうです」
桜井さん「そうですねぇ、先程、体育館の人と立ち話をしたんですが、古くから務めている方なんですけれども、とにかく、これだけ入ったのは昭和30年の力道山vsキング・ゴング以来実に23年ぶりのことだと言ってましたねぇ!」
三浦アナ「さて、狂える虎と一匹狼の対決、予想もしなかった対決となりました。レフェリーはアントニオ猪木であります。今、レフェリーのアントニオ猪木、サブレフェリーのミスター高橋が入場して参りました。」
猪木は白地に赤のライオンマークのTシャツに白のズボンというスタイルでリングに入り、観客に一礼。この日は試合はありません。
三浦アナ「桜井さんっ、猪木のレフェリーというのはですね、9月1日の会津大会でシンとの対戦が決まった上田が公正を期すために要望を示唆したんですね」
桜井さん「そうですねぇ、猪木は一度は断ったんですが、観客を怪我させてはいけないということで最終的に決めたみたいですねぇ」
まず、上田がマネージャーである本田治氏に先導されて黄色い法被を着て入場、右手には紫色の包みを持っています。これが予告していた日本刀でした。
三浦アナ「桜井さん、上田は右手に何やら紫色の包みを持って来ましたね」
桜井さん「明らかに竹刀ではないですねぇ!」
続いてシンがターバンに赤のコスチュームでサーベルをくわえながら入場、永源遥がガッチリとシンの腕を押さえて観客を襲わないようにガードしています。
シンのセコンドにはピート・ロバーツ、ジンバ・カーン。ジョニー・マンテルの顔も見えます。
シンがリングインしようとしたところ、レフェリーの猪木がシンのサーベルをチェックすべくシンに近寄りました。
三浦アナ「シンがサーベルでレフェリー猪木を威嚇しております。上田が紫の包みを開けようとしています。若手が必死にこれを制止しております」
桜井さん「こういうもの(日本刀)を持ち込むのは異常ですねぇ、これは駄目ですね!」
ログインしてコメントを確認・投稿する