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2017年10月17日23:18

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ファンタジープロレスの巨匠桜井康雄さん追悼(184)

78年9月8日、新潟県中新田(なかにいだ)町体育館からのテレビ生中継ではタイガー・ジェット・シンと上田馬之助がチームを解体して個別に登場。

77年1月の合体以来、シンと上田がテレビマッチで個別にカードが組まれるのは双方がタイトル挑戦やスペシャルマッチ等、シングルでのビッグマッチが組まれている時以外は非常に珍しいことでした。

セミファイナルに登場したシンは坂口とのシングル戦を行い、凶器攻撃により反則負け。

坂口とシンの組合せはノーテレビの地方大会では大概5分前後でシンがコブラクローからのフォール勝ちで勝つパターンが多いですが、テレビ中継や猪木欠場時になると反則や両者リングアウトによる決着になることがかなりの確率であります。

この為、「地方では本気を出していない」とプロレス誌の「読者のリング」に投稿されることがしばしばあり、後々の週刊プロレスの「地方で手を抜く新日本プロレス」記事に発展し、取材拒否まで到達してしまうことになります。

メインイベントは猪木、藤波組vs上田、ピート・ロバーツ組。このシリーズ藤波はWWWFジュニア・ヘビー級王座防衛戦は組まれていませんでした。

ロバーツや初来日のジョニー・マンテルはニューヨーク・MSGで藤波が防衛戦を行ったテッド・アダムス、ジプシー・ロドリゲスよりは余程出来る選手で、特にロバーツとのタイトル戦は後に行われた初代タイガーマスクとの試合や全日本プロレスに移籍してからの渕正信との世界ジュニア・ヘビー級選手権試合を見たり、

同タイプのスティーブ・ライトと初代タイガーマスクの試合がビデオソフトの普及により、35年の歳月を経てもなお伝説的名勝負として語り継がれているのを見ると、今になってみればこの近辺にやっておくべきだったとの悔いが残ります。

藤波は次がV10戦であり、V10の相手には先シリーズタイトル挑戦の機会がなかったチャボ・ゲレロが内定していた為、今シリーズでの防衛戦は見送りとなりました。

1本目は藤波がロバーツを回転足折り固めで先制、2本目はシンが乱入、判定は日本組の反則勝ちに終わりましたがシンは猪木、藤波、上田に無差別的に攻撃を加えました。

9月11日、鹿児島県立体育館で猪木と上田のシングルマッチ60分1本勝負が唐突に組まれ、11分20秒に猪木が体固めで勝利。7か月前の2月8日の日本武道館で五寸釘デスマッチで対戦、5月19日、仙台・宮城県スポーツセンターでのMSGシリーズ決勝リーグ戦もテレビ生中継のメインだっただけにノーテレビの地方会場でのこのマッチメークと結果(フィニッシュホールドは不明)にはビックリしました。

シンと上田を解体したしわ寄せが出たかと思います。
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