78年MSGシリーズも佳境に突入。
5月21日、八戸市体育館では猪木がバグジー・マグローをコブラツイストでギブアップさせれば、アンドレ・ザ・ジャイアントはニコリ・ボルコフを僅か5分26秒、ジャイアントプレスで圧殺。
Bマグローもボルコフもアンドレの前にはいずれも全く歯が立たずに惨敗に終わってしまい、波乱は起きませんでした。
5月23日、浜松市体育館では坂口と藤波が公式戦で初のシングル対決、12分17秒に坂口がリングアウト勝ち。上田馬之助はアンドレに反則負けでヒールとしての面子を保ちました。
5月25日、松山・愛媛県民会館で予選トーナメントで屈指の名勝負を展開した猪木と坂口が対戦しました。
試合はまた猪木が坂口を足4の字固めに捕らえる展開となりましたが、ここで上田が乱入。
開幕戦では通路に姿を現して両者を挑発しただけに終わりましたが、今回は実力行使に出て猪木と坂口、両方に暴行を加えました。レフェリーのミスター高橋はゴングを要請し、20分54秒、没収試合という判定に。
上田が猪木か坂口のどちらかに加担した訳ではないということで手痛い両者無得点試合となりました。
さて、5月26日、高松市民文化センターのテレビ生中継からWWWFヘビー級王者ボブ・バックランドが特別参加。
バックランドはシリーズ最終戦の6月1日、日本武道館で猪木の持つNWFヘビー級王座も賭けてのダブルタイトルマッチが行われることが決定していました。
当初は「MSGシリーズの優勝者がバックランドに挑戦する」という話も出されましたが、優勝決定戦が5月30日で中1日しかなくては前売チケットの売行に影響を及ぼすこともあり、ここはスンナリ猪木で、ということになった訳です。
バックランドの来日は75年2月、全日本プロレスのエキサイト・シリーズに若手として来日して以来、実に3年3か月ぶり、もちろん新日本プロレスには初の来日となりました。
バックランドはメインイベントでトニー・ガレアと組んで猪木、木戸修組と対戦。
1本目、バックランドは木戸とのバックの取り合いを制するといきなりジャーマン・スープレックス・ホールド。カウント3が入り、36秒の速攻決着でバックランドが1本目を先取。
2本目は10分9秒、猪木が卍固めでガレアをギブアップさせて1-1のタイスコアに追い付きましたが、3本目、バックランドが5分6秒、木戸をハイアングル・アトミックドロップで叩きつけてからの体固め。
バックランドが木戸から2フォール奪って2-1でバックランド、ガレア組の勝利となりました。
この日の公式戦はアンドレが坂口にリングアウト勝ち、藤波は上田に2分57秒、エビ固め(スクールボーイ)でクイックながらもカウント3の5点勝ちを奪っております。
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