78年4月21日、蔵前国技館大会メインイベント猪木vs坂口の新日本プロレス頂上決戦、MSGシリーズ予選トーナメント1回戦30分1本勝負。
試合開始のゴングが鳴る、猪木は廻し蹴りを見せましたが空を切ります。坂口はヘッドロック、猪木は坂口をロープに飛ばし坂口はタックル、これをかわした猪木はいきなりバックドロップの奇襲。
フォールの体勢に入りましたが坂口の足はロープに
舟橋アナ「桜井さん、これが桜井さんが言われる一瞬の隙ですね」
桜井さん「そうですねぇ、やはり坂口君の方が硬くなっている感じですねぇ、猪木君の方が自分のペースでリラックスしていますねぇ。ですから、坂口君はそこのところを猪木君につけこまれましたねぇ」
坂口、パンチ、キックの連打から猪木の左腕を使ってのハーフスリーパー(変型コブラクラッチ)。グイグイと力任せに攻め込んでいきます。
桜井さん「とにかく猪木君は『今、日本(人選手)で一番怖いのは坂口』と言ってますからねぇ、日本選手権と言っていいんではないですかねぇ」
猪木は立ち上がる。坂口はハーフスリーパーをかけたまま。再び坂口は猪木を倒そうとしますが猪木は両足を宙に浮かせてロープに足をかけて逃れました。
両者手四つ。素早いバックの取り合いから坂口はヘッドシザース。両者スピーディーな攻防を展開。坂口は猪木のバックに回り込んでスリーパー、これはレフェリーのミスター高橋にチョークを取られています。
再び手四つ、猪木はサイドからのチンロック。今度は猪木がチョークを取られてブレーク。猪木は張り手、坂口も猪木のお株を奪うアリキック。これは腰が入っておらず効果なし、坂口はタックルで倒すが猪木は下からヘッドシザースで切り返す。
両雄のストロングスタイルの攻防に観客席からは大きな拍手が沸き上がりました。
坂口は腰投げからアームロック、ここで実況の舟橋アナにサイドレポーターの古舘伊知郎アナからのレポートが入ります。
古舘アナ「放送席の舟橋さんっ!先程の試合での藤波の額の傷なんですが、6cm程切れておりまして、今控室で佐藤(三蔵)ドクターに診てもらっているところです。」
坂口はスリーパー、フライングメイヤーから猪木をグラウンドに引き込み、強靭な足で猪木の両腕をロック、クルスフィックス(腕十字固め)で強引に肩をマットにつけていきます。
舟橋アナは実況の中で新日本プロレスは創立8周年と言っていましたが、後から6周年と言い直しています。
桜井さん「しかし過去の3回の闘いの中で最も苦しい試合になっていますねぇ」実は4回目の対戦でしたが…。
猪木は足を取りにいきましたが坂口はキックを出してこれを嫌っていきます。
桜井さん「坂口君は攻撃していても、猪木君は勝機を見出だすのは抜群に巧いですから、坂口君は攻めていても一瞬でも気を緩めたらやられますよぉ」
猪木はリバースフルネルソンからダブルアーム・スープレックス狙い。坂口は腰を落としてロープエスケープ。10分経過しました。
ログインしてコメントを確認・投稿する