78年のビッグ・ファイト・シリーズが終わると、猪木とストロング小林はニューヨークへ、藤波辰巳はロサンゼルスへと遠征に出発しました。
4月4日、ペンシルバニア州フィラデルフィア・スポーツアリーナのWWWFの興行に出た猪木、S小林は、先シリーズを欠場してWWWF地区に来ていた坂口と合流。
3大異種格闘技戦が行われました。
猪木は全米プロ空手(ワールド・マーシャルアーツ)WKA世界ヘビー級王者のザ・ランバージャック・ジョニー・リーと3分10ラウンドマッチで対戦。
ランバージャックは前年8月2日に猪木の日本武道館で対戦したザ・モンスターマン・エベレット・エディとは1階級下。
身体の線も細く柔軟な身体つきはしていましたがスピードとパンチ力に欠け猪木の敵ではありませんでした。
3ラウンド1分19秒、バックドロップで10カウントによる猪木のKO勝ちに終わりました。
坂口はモンスターマンとの一騎討ち(3分10ラウンド)。坂口は上半身は裸、下は柔道着の下を履いて試合に出場。
ランバージャックより1階級上のWKA世界スーパー・ヘビー級王者であるモンスターマンは打撃系選手との対戦経験がない坂口を翻弄しました。
捕まえないと勝機が見えない坂口に距離をおいてのパンチ、ニールキックと追い込み、4ラウンド35秒、後頭部を狙ったラウンドハウスキックをズバリと決めて10カウントのKO勝ち。
坂口を破ったモンスターマンは猪木へ再戦を要求しています。
S小林はアレン・コージ(バッファロー・アレン)との対戦。この試合は通常のプロレスルール、30分1本勝負で行われ、12分58秒、S小林がカナディアン・バックブリーカーでアレンから豪快なギブアップ勝ちを奪っています。
猪木と坂口は試合が終わると4月21日、蔵前国技館で開幕するMSGシリーズ参加の為日本へ帰国しましたがS小林はそのままWWWF地区に残留。次のMSGシリーズは坂口と交代で欠場となりました。
74年3月、1度目の猪木戦に敗れ、打倒猪木の為にWWWF地区で修行をしていた時と同様、法被姿に赤と黄色の田吾作スタイル、裸足。マネージャーにフレッド・ブラッシーを付けてヒールとして試合をしています。
フィラデルフィア大会は新日本プロレスがWWWFの興行の中の時間を一部借りて行われ、テレビ朝日により収録され、5月17日の水曜スペシャルにて90分枠で放送されました。
番組の冒頭で猪木、坂口、S小林が揃ってランニングをしているシーンはありますが、猪木vsランバージャックだけはビデオ・パック・ニッポンからリリースされていますが、「完全版」はビデオ、DVD化されておりません。
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