この日の夜。夕食をおえたリビングで話し合いが行われた。
はじまりは・・・・恋美の土下座だった。家族一同絶句。’あの’恋美が土下座・・・・と。
もちろん頼み事は転校の事。両親は顔を見合わせ、博人は誰の入れ知恵かを問う。どこからのアドバイスか分かると頭を抱える。
博人「まったく刹那ちゃんめ・・・・」
恋美「るるなはベストアドバイスをくれたわ。にいにいお願い」
「いや・・・・恋美。転校というのはそうできることじゃないんだよ?」
「学区というのがあってね。今は自分がどの学校に通うか選べないの」
じゃあ蛍は?という話があるが、博人によると命の危険という事で特別に、という事らしい。つまりその危機が去った今、戻るのは筋通りろいう事らしいのだ。数十年前は通う学校も選べ田ものらしいが・・・・少子化という事で住む場所と学校を関連付けされているらしいのだ。
博人「という訳だ。蛍と同じ小学校に行きたけりゃ引っ越すしかねぇな」
引っ越し。その単語が出てきてしまうと流石に家族に迷惑をかけてまでは転校する気は無い。博人と愛瑠のように東京と三重程離れてる訳でもないし。
博人「土日デートだけで我慢してくれ。な?」
恋美「・・・・うん」
恋美はしつこく食い下がるような事はせず、あっさり引き下がった。いつもかも会っているより、土日だけのほうが気持ちも盛り上がる、というものだろうから。
「しかしあの恋美がなぁ。寂しくなるなぁ博人よ」
博人「まぁ、ちょっとはな」
恋美は自分の部屋に戻り、蛍に電話をする。待っていたのかかけようとしていたのか、1コールで電話にでた。先ほどの話し合いの内容を伝えた時の驚きようは・・・・実際にみてみたかったと思えるほどだ。
蛍「恋美ちゃん、すごい事やろうとしたね・・・・」
恋美「なによ。うれしくないの?」
蛍「それは嬉しいけど・・・・」
嬉しいがそこまでしようとするとは思っていなかった。土日に会えればいい程度にしか思っていなかったので嬉しいより驚きのほうが大きい。
嬉しいは嬉しいが、とりあえずはそこまでせずに、今の小学校でやっていってほしい。そのかわり---------
蛍「じゃあ、小学校は別々になるけど、中学校は一緒のトコにしよう」
恋美「ホントに?ホントにそう思ってくれてる?」
蛍「もちろん」
自分でも驚く。まさか自分の意思がこんなにハッキリ言えるなんて。これもクリスマス告白のおかげであろうか。随分と代わったものだ。もちろん、良い方向に。
きっと恋美とのおつきあいは、もっと自分を成長させてくれるだろう。そんな気がする。
蛍「これからもよろしくね。恋美さん」
恋美「え、う、うん」
将来はわからない。でもきっと、楽しい事が待っているに違いない。
目下のところは・・・・バレンタイン。
期待してもいいのだろうか?そんな事を思うお正月だった。
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