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2017年02月03日12:07

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ジャンボ鶴田怪物伝説(322)

83年5月20日、泉佐野市総合体育館(観衆2800人発表)では先シリーズに行われたルー・テーズ杯争奪リーグ戦で優勝を争った越中詩郎と三沢光晴がタッグを結成して阿修羅・原、マイティ井上組の持つアジア・タッグ王座に挑戦しています。

馬場がマッチメーカーを1人でやっていた時代には格や序列を重んじてまず組まれるようなことはなかった試合かと思いますが、ノンキャリアの入門組若手にも積極的にチャンスを与えていく松根光雄社長、佐藤昭雄マッチメーカー体制がもたらした効果と言えます。(最終的にはオーナーである馬場が承認しなければ実現しなかった)

試合は若さに任せた越中、三沢組が巻き投げ、ドロップキックでM井上を追い込んでいきましたが、三沢がコーナーポスト最上段からのミサイルキックを決めようとコーナーに上がったところ、原か下からパンチで体制を崩し、一気に雪崩式ブレーンバスター。

これが完璧に決まり、12分51秒、原が三沢を片エビ固めに決め、原、M井上組が4度目の防衛に成功。

セミファイナルは天龍がロディ・パイパーに反則勝ち。

メインイベントは馬場、鶴田組vsブルーザー・ブロディ、ニコリ・ボルコフ組。前年10月9日には高知県民体育館でインターナショナル・タッグ王座を賭けて対戦している両チームでしたが、

ブロディのカウンターのビッグブートがボルコフに誤爆、9分42秒、馬場がボルコフを体固めでフォール。

当時この結果をゴング等で見た(ビッグレスラーのプロレス熱戦譜にはフィニッシュのコメントも1行位記載されていることも有)私はボルコフも全日移籍3シリーズ目にしてついに潰されたか、という気分にさせられました。

この日のNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座決定リーグ戦はチャボ・ゲレロがウルトラセブンと両者リングアウトとなり、全勝成らず6点でリーグ戦終了。ウルトラセブンは残り1試合残して4点。

リーグ戦最終試合は5月25日、掛川市南2号公園予定地特設リングで行われ、ウルトラセブンが三沢を片エビ固めで破り6点でチャボと並び、決勝進出を決めています。

5月26日、天竜市立総合体育館(観衆2100人発表、テレビ収録)では鶴田がブロディのインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦。

試合は両者額から流血しての激闘となり、鶴田はブロディに初公開となる卍固め。グイグイと締め上げていき、あわやギブアップ寸前までいきましたが、ブロディのセコンド、ビル・アーウィンがチェーンをブロディに渡そうとリングに投げ入れました。

すると鶴田は何を思ったか技をほどいてリング中に置いてあったチェーンを奪い取ってブロディをメッタ打ち。

20分48秒、鶴田の反則負け。ブロディが9度目の防衛を果たしています。

セミは翌週6月3日、旭川市総合体育館常盤分館で馬場、鶴田組のインターナショナル・タッグ王座に挑戦するパイパー、ディック・スレーター組が前哨戦で馬場、天龍組と対戦。

スレーターが天龍を豪快なバックドロップからの片エビ固めで降しパイパー、スレーター組の勝利。

NWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座決定リーグ戦優勝決定戦はウルトラセブンとチャボの一騎討ちとなりました。

ウルトラセブンはプランチャ、ダイビング・ボディアタックと攻勢に出ましたが、地力で勝るチャボが11分3秒、ジャーマンで勝利。チャボが82年3月7日、ノースカロライナ州シャーロッテで大仁田に敗れ王座転落して以来、約1年3か月ぶりに王座返り咲きとなりました。

やはりウルトラセブンではチャボの敵ではなかったでしょう。

ベルトを奪回したチャボに、M井上が挑戦を表明、M井上の体重は公式で108kgでしたから、3kg減量すれば全日本のジュニア・ヘビー級のリミット105kgとなり、挑戦は可能でした。
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