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2016年12月30日23:12

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ジャンボ鶴田怪物伝説(296)

高千穂はフロリダでタッグを組んでいたマサ齋藤が78年11月のプレ日本選手権から新日本プロレスにレギュラー参戦するようになるとテキサス地区に転戦。佐藤昭夫(昭雄)とタッグを組んで活躍。

79年8月のブラック・パワー・シリーズに1年8か月ぶりに佐藤と共に凱旋帰国を果たしました。

長髪に髭、黒いニータイツは齋藤と同じようなスタイルであり、ヒールの雰囲気を漂わせての帰国でした。

帰国第1戦の8月17日、後楽園ホールでの開幕戦では佐藤とタッグを組んでアル・コステロ、ラリー・シャープ組と対戦、小気味いいアッパーカットは76年の短期オーストラリア遠征から帰国後から使っていましたが、さらに磨きがかかりました。

試合は高千穂が齋藤がよく新日本プロレスのリングで使っていたダックアンダー式スープレックス(相手の左腕を巻き込んでから肩に担いで反って投げる技)からの体固めでシャープを破っています。

1年8か月の間に全日本の風景は変わり、大木金太郎との韓国師弟コンビでヒールサイドで試合をしていたキム・ドクが入団という形で正規軍側に付き、馬場、鶴田に次ぐ第3の男になっていました。

ドクはこのシリーズからタイガー戸口にリングネームを改めてベビーターン、弟子に去られた大木はアブドーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シークらと共闘。

このあたりは新日本でタイガー・ジェット・シンと組んでブレイクした上田馬之助の大活躍ぶりがヒントになったかと思われます。

大木も急所攻撃のようなダーティーファイトを見せましたが韓国では国民的英雄の大木が日本でヒールをこなし切れる訳もなく中途半端な立ち位置となりました。このシリーズはブッチャー、ボボ・ブラジルとタッグを結成しています。

6年3か月という長きに亘り日本側から助っ人として参戦していたザ・デストロイヤーは6月14日の後楽園ホールでの馬場との試合を最後にアメリカへ帰国していました。

8月26日には日本武道館で全日本、新日本、国際の男子3団体が参加しての東京スポーツ新聞社創立20周年記念事業「プロレス夢のオールスター戦」が開催されました。

メインイベントは馬場と猪木が7年8か月ぶりにBI砲を一夜限定復活させブッチャー、シン組と対戦。猪木が逆さ押さえ込みでシンから勝利。

高千穂は齋藤、戸口とのトリオで鶴田、藤波、ミル・マスカラス組の夢のトリオと対戦、14分56秒、マスカラスが齋藤をダイビング・ボディプレスからの体固めでフォール。

7年前にカブキの経営する居酒屋でその時の話を聞いたのですが、高千穂の戸口に対する評価は高くなく、キム・ドクを「お気の毒」と言っていた位ですからあまり認めてはいなかったようでした。

ちなみに馬場は経営者としては良くは言っていませんがレスラーとしては超一流、鶴田、長州はそれほどでもなく、天龍は高い評価でした。

キラー・カーンもそうですがレスラー間の評価は個人的な感情が入るので話は半分位に聞いておいて正解かと思います。
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