mixiユーザー(id:51352222)

2016年11月29日08:52

274 view

短歌人 12月号 掲載歌


      姫路城シール

  旅鞄にかたち良く詰め見てゐしが三つ四つ放ればなんと軽きよ

  東、南、西から北へ姫路城ぐるりめぐれるバスの二十分

  満面のゑがほに説かれて日差しなか お庭拝見お庭は暑し

  一枚のシールのやうな姫路城をおほきな夏の月の下に貼る

  うつぶせに寝てみる八月朝の気は背中足裏をひやりと過ぎる

  おはやうにおはやうかさね八十八歳の仁志さんもゐてゲームはじまる

  ほんたうは言葉漏らさぬゲームなれどすべての口が小鳥のごとし


大きな夏の月の下の姫路城、その端正なお城をぺらっと剥がす。
あれはシールなんです!

ゲームというのはブリッジです。
もう平均年齢なんて超○○であります。
皆さん頭の運動に励み、さらに口も忙しい。
仁志さんは朝美容院で髪を整えてからのご出動なので、
月に4回美容院へ。


7 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する