姫路城シール
旅鞄にかたち良く詰め見てゐしが三つ四つ放ればなんと軽きよ
東、南、西から北へ姫路城ぐるりめぐれるバスの二十分
満面のゑがほに説かれて日差しなか お庭拝見お庭は暑し
一枚のシールのやうな姫路城をおほきな夏の月の下に貼る
うつぶせに寝てみる八月朝の気は背中足裏をひやりと過ぎる
おはやうにおはやうかさね八十八歳の仁志さんもゐてゲームはじまる
ほんたうは言葉漏らさぬゲームなれどすべての口が小鳥のごとし
大きな夏の月の下の姫路城、その端正なお城をぺらっと剥がす。
あれはシールなんです!
ゲームというのはブリッジです。
もう平均年齢なんて超○○であります。
皆さん頭の運動に励み、さらに口も忙しい。
仁志さんは朝美容院で髪を整えてからのご出動なので、
月に4回美容院へ。
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