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2016年10月03日22:10

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猪木とビンス(370)

84年8月2日、サマー・ファイト・シリーズ最終戦はこの年の大相撲秋場所を最後に老朽化の為取り壊しが決定している蔵前国技館で行われ、12000人(超満員)発表の観客を動員しています。

メインイベントは猪木vsデビッド・シュルツから変更された猪木と長州のこの年3度目のシングルマッチとなりました。

4月19日、蔵前国技館での正規軍vs維新軍5対5勝ち抜き戦の大将戦はセミファイナルの副将戦で藤原喜明がアニマル浜口を両者リングアウトに引き込んで両者失格となり、共に無傷での対戦となりましたが13分44秒、卍固めにより猪木のレフェリーストップ勝ち。

5月18日、広島県立体育館でのIWGPリーグ戦は猪木が長州に攻め込まれましたが16分48秒、逆さ押さえ込みでの逆転勝ち。

従って決着戦という意味合いは薄かったですが6月14日、蔵前国技館でのIWGP優勝決定戦、猪木vsハルク・ホーガン戦で長州が乱入しての猪木のリングアウト勝ちという不透明決着により観客の暴動事件が発生。

7月20日、札幌中島体育センターにおける藤波vs長州のWWFインターナショナル・ヘビー級選手権試合では猪木が場外フェンス近くまで姿を現し、気を取られた長州が藤波に背中を見せてしまいバックドロップでフォール負け。

互いのインターフェアにより試合をぶち壊されたのが1回ずつ、という意味では遺恨精算マッチ的な感じでした。

試合はバックの取り合いからスタート、長州がアマレス流のタックルからサソリ固め、これを防ぐ猪木でしたが2回目のトライでガッチリと決まり、長州は腰を落としてグイグイと絞め上げていきました。

猪木は頭をマットに入れてクルッと身体を丸めてサソリ地獄から脱出。

長州もバックドロップで追い討ちをかければ猪木も前年83年9月16日、埼玉県吉川町体育館でのアニマル浜口戦以来のジャーマン・スープレックスホールド。これは長州がカウント2でクリア。

ロープに飛んでフィニッシュのリキラリアットを狙う長州。ヒットしたものの猪木が身体をずらした為当たりは今一つ。

さらにとどめとばかりもう一度リキラリアットに来た長州に対し猪木はカウンターで足を引っ掛けてのグラウンド・コブラツイスト。29分39秒カウント3が入り、猪木のフォール勝ち。

お互いの持ち味が出たいい試合でした。この試合はこの年の東スポプロレス大賞年間ベストバウトに選ばれています。

セミファイナルはザ・コブラに小林邦昭が挑戦したNWA世界ジュニア・ヘビー級選手権試合。

7月5日、大阪府立体育会館でのダイナマイト・キッド戦の後に小林が乱入しコブラのマスクを引き裂いている遺恨もあり、今度はコブラがゴング前に奇襲、小林の着ていたタンクトップで首を絞め上げていきます。

コブラは風車式バックブリーカー、ロメロスペシャルで攻勢に出てアルゼンチン・バックブリーカーに担ぎ上げてから落とす荒技。

小林も雪崩式の肩車バックドロップで反撃、フィッシャーマン・スープレックスホールドはカウント2。コブラツイストの掛け合いから両者場外に転落。

場外フェンス際で小林がコブラにブレーンバスター、これが同体となり15分4秒、両者フェンスアウトの引き分け。コブラが3度目の防衛に成功していますが、これまで全て引き分け防衛となりました。

対戦カード変更により藤波はシュルツと対戦、7分37秒、逆さ押さえ込みによるフォール勝ちを収めています。


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