夜。ケイオスとソールは月乃宮邸の近くにある東京都運営の公園にきていた。10キロメートル四方くらいの土地に公園があり、昼も夜も家族連れ、子供、そして恋人たちのデートに使われている。
ケイオスとソールも夜の公園を散歩しつつ、話をしていた。楽しそうに。戦っていた時とは違う・・・・笑顔で。
どんな話をしているかは・・・・離れて様子見をしてついていっているアリアにはわからないが、この様子だと・・・・悪さはしなさそうだ。
単に、アリアが監視しているから・・・・かもしれないが。
(・・・・・・・・楽しそう・・・・・・・・)
自分がまだ女神だとわからない時代。草薙博人と鈴鳴希望、そして観月陽子の養女としてくらしていた頃。
自分もこんな幸せな時が・・・・確かにあった。愛する人とのひととき--------
アリア「・・・・宏樹さん・・・・」
今はもういない人の名前を呟く。もう遠い昔の時のようだった。
愛していたはずなのに。幸せだったはずなのに。
あれから200年。もうあの時には戻れない。
今でも宏樹の顔は思いだせる。しかし・・・・かすかに程度。もう記憶の片隅程度である。
アリア「宏樹さん・・・・アリアはどうしたら・・・・」
「もう、いいんじゃないか?」
突如背後からした声に驚いて振り向くと・・・・そこには博人と愛瑠がいた。腕組をしてカップル歩きをしているようで・・・・仲のいい兄妹のようで。
その博人が「もういい」という。
博人「お前はもう十分に独り身しただろ?いつまでも宏樹に義理立てしなくてもいいんだぜ?」
愛瑠「ありがとうね。あたしたちの息子をここまで愛してくれて。もう十分よ。アリア。元父親と母親から言わせてもらうわ。もういいのよ?新しい愛をみつけても」
アリア「でも・・・・」
愛瑠「もうこのまま誰も愛さないの?それとも一度愛した人以外は愛してはいけないの?あたしはいいと思うけど」
博人「ま、女神が1人の男のものになるのもどうかとも思わなくもないけどな。まぁお前と、ルフィアーナという前例もあるし、いいんじゃないの?また恋しても」
「そうそう」と何度も愛瑠も頷く。ついでにルフィアーナの女神のカの一部を受け継いでいた陽子という別物の例もあると付け加える。
なら・・・・いいのだろうか?もう一度、恋をしても----------
アリア「分かりました。では---------」
と、アリアは愛瑠が腕組をしている反対側の腕にくっつく。博人と愛瑠は目が点----------
アリア「アリアは恋を博人さんで--------」
愛瑠「だ、だめよ!!この日とはダメ!!お兄ちゃんからもダメって言ってよ!!」
博人「いやぁ、モテる男はつらいなぁ?」
はははと苦笑する博人は満更でもない顔・・・・。
愛瑠「もうお兄ちゃんったら・・・・」
呆れた顔の愛瑠と笑いかけるアリア。博人で恋をするというのは多分嘘だろうが、途中で気が付いてアリアはケイオス達をみたが、すでにそこに2人の姿はない」
・・・・にげられただろうか。
博人と愛瑠は心配ないという。アリアもそう思う。愛をはぐくむ2人はもう悪さはしないだろう。
だから・・・・心配なく、新しい恋でもしてみようか。
しかし女神アリアに釣り合う男-----------
果たして・・・・いるのか??
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