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2016年08月26日23:54

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猪木とビンス(349)

84年IWGPもいよいよ大詰めとなりました。第27戦は6月9日熊谷市民体育館(観衆4800人超満員)。

公式戦はマサ齋藤がアドリアン・アドニスに反則勝ちを収めて24点、齋藤は前半戦は点が伸びませんでしたが後半は細かく得点を稼ぎました。アドニスは25点で公式戦を終了。

ディック・マードックはビッグ・ジョン・スタッドに不戦勝で30点。

オットー・ワンツとビッグ・ジョン・クインのヨーロッパ代表同士の対戦は両者リングアウトとなりワンツはようやく2点を獲得、クインは10点で公式戦を終了、国際プロレス時代のパワー溢れるファイトは陰をひそめた感がありました。

第28戦は6月10日静岡産業館(観衆5200人超満員)。公式戦では2月3日、札幌中島体育センターで藤原喜明の試合前乱入により前代未聞の試合不成立となった藤波と長州の名勝負数え唄が実現。(懸賞金100万円争奪)

試合は7日仙台での猪木戦で痛めた腰の回復が不十分だった藤波の動きが今一つでした。勝負を賭けて放ったジャーマン・スープレックスホールドでしたが、ブリッジして固めた際に藤波の腰に激痛が走り、自ら両腕のグリップを外してしまいました。

場外戦になり、長州は藤波をフェンスに叩きつけてさらにリキラリアット、これが運よくオーバー・ザ・フェンスにならず、長州はリングに戻り14分42秒、リングアウト勝ち。

これで長州は32点、藤波は28点。

マスクド・スーパースターはワンツを体固めに破り18点で公式戦終了。もう少し点数を上げられる実力者だけに今回は不本意な成績となりました。ワンツは2点。

シリーズ天王山と言っていい第29戦は6月11日愛知県体育館(テレビ収録観衆15500人超満員)。

ついに愛知県体育館の最高入場者数を更新。15000人発表は過去83年6月1日と84年1月27日の2回ありますが、15500人は力道山時代含めて1回もないと思います。

メインイベントは事実上の決勝進出者決定戦、44点1失点同士の猪木とアンドレ・ザ・ジャイアントの一戦です。(懸賞金100万円争奪)

試合は長丁場の展開となりました。じっくりとしたレスリングの攻防から均衡が破れたのは猪木の奇襲の延髄斬り。

さらにアリキックの連発から猪木はトップロープに登り、ダイビングしての延髄斬り。

焦ったアンドレは猪木を場外へ連れ出して乱闘、鉄柱に猪木を叩きつけたまでは良かったですが、ここで勢い余って猪木をフェンス越しに投げてしまい23分37秒、猪木の反則勝ち。

試合内容はようやく勝ちを拾った感じでしたがこれはリーグ戦であり、勝ち方はどうあれ猪木にとってはこの1勝は大きく、2失点の48点を挙げ、6月13日、横須賀大会でのリーグ最終戦のワンツ戦を迎えます。

アンドレはこれで失点6となり44点のままでした。

セミファイナルの藤波vsアドニスは逆さ押さえ込みで藤波が勝ち33点で公式戦終了。アドニスは25点で終了、アドニスはマードックには一方及びませんでした。

藤波のフォール勝の5つは全て丸め込みでクィックというのはまあ仕方ないと言った感じです。

この日は長州、M齋藤組vsハルク・ホーガン、スーパースター組と対戦し長州とホーガンが両者フェンスアウトとなっています。

第30戦6月12日豊橋市体育館(観衆4300人超満員)

公式戦はM齋藤が場外で長州にバックドロップ。しかし長州はエプロンを蹴ってこれを自爆させ両者後頭部を強打し場外でダウン。両者リングアウトで引き分けており齋藤は26点、長州は34点で公式戦を終了しました。

ワンツはスタッドに不戦勝を挙げて6点。

第31戦公式戦最終戦は6月13日、横須賀市総合体育館(観衆4200人満員。)

猪木とアンドレの公式戦最終戦がそれぞれ組まれました。猪木はワンツを延髄斬りからの体固めに降し53点で1位通過となりました。ワンツは6点でリーグ戦を終了しました。

アンドレはマードックと対戦。全く寄せ付けずヒッププッシュから体固めで49点。マードックは30点で終了でした。

いよいよ、翌6月14日、蔵前国技館での優勝決定戦は前年度優勝のホーガンと、猪木の1年越しのリベンジマッチとなった訳です。
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