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2016年06月19日10:33

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見誤った攻撃(4)/SS

ケイオス「グ・・・・こ、こんな筈では・・・・」


ケイオスと博人の戦いはおよそ30分は経過しただろうか。まだ互いに決定打はない。五分の戦い・・・・という事でもなく、軽傷といえるダメージは全部ケイオスが負っており、博人はいまだに怪我という怪我はない。攻撃は殆どがケイオスで、博人は攻撃を剣で弾くだけ。攻められて攻撃できないわjけでもなさそうで、ただケイオスの攻撃を’適当に流して’いるだけにもみえる。


博人「おいどうしたよ?御三家相手の時の余裕さはどうしたよ?」


などと博人が不敵な笑みで挑発もするものだから、ケイオスはイラついていた。人間相手にここまでてこずるとは思っていなかったし、剣の技で劣るとも。


ケイオス「貴様・・・・防いでないで攻撃してこい。それとも俺が怖いのか?」


ケイオスも挑発してみる。しかし博人は不敵な笑みのままで、「いいのか?じゃあいくぜ?」などと言って2本の剣を水平にして構える。

「なに?」と思った時には博人の姿はもうなく、気が付けば博人は目の前にいた。そして剣の柄でみぞおちを突かれ、2本の剣で十字切り。大した傷ではないが・・・・



(なんだいまのスピードは・・・・!?)


ケイオスの目でも追えない・・・・まさに瞬間移動という早さの移動速度に驚愕。


博人「サイン・バースト・イクリプス」


博人の炎と電撃をまとった2本の剣での乱舞攻撃。たった2本の剣での攻撃というのにその斬撃は10本の剣で攻撃されたような錯覚を覚える。その乱舞攻撃は驚きとまっていたケイオスを斬り刻み、最期に博人が突進してきて十字斬り。全てをまともに受け、地面にうつ伏せに倒れることとなる。


ケイオス「グ・・・・あ・・・・」


「ケイオス!!」


境内に血だまりをつくって血を流すケイオスにソールとヘルモード、エーギルがやってきて助け起こす。



ケイオス「お前達どうして・・・・」


ソール「ほかの所にもあいつの仲間がきていて撤退してきたわ」


エーギル「作戦は失敗だ。引き上げるぜ」


ヘルモード「随分とハデにやられたモンだね〜。これじゃ逃げるしかないぜ旦那」


それしかない。ケイオスは反論せず、3人に抱えられていく。その間、博人は手出ししない。


ケイオス「草薙博人とかいったか。貴様の神殺しの技は危険だ。今回は引き上げるが、次はないと思え」


博人「は。そのセリス、そっくり返してやるぜ。次は仲間と引き上げるのを黙って見届けたりしねぇぜ?」


全く歯がたたなかった相手の博人のそのセリフ・・・・本当に次は殺されるかもしれない。今までさんざん悪さをして人を殺してきたが、今度は自分が殺されると・・・・初めて恐怖した。


ケイオス達が引き上げるのを見届けると、博人は剣を仕舞って優莉愛のところへ。「大丈夫かい?」と頭をナデナデ。


優莉愛「ふぁっ・・・・だ、大丈夫です・・・・」


なにかこうされると・・・・照れる。恥ずかしい。しかし嫌な感じはしなかった。


博人「そっか。しかし陽動か。前の時といい、作戦の進歩が無ぇなぁ。アンジュじゃなくてもわかるぜこんなの」


といいつつ苦笑。確かに進歩がないかもしれない。


千百合「ありがとうございます。おかげで優莉愛は助かりました」


と言ったが霊能力のない博人に言葉は聞こえない。優莉愛が代弁すると気にするなと笑顔を見せてくれる。



その博人はケイオス達が逃げていったのをアンジュに電話報告し、帰る事にした。


博人「ケイオスだけだけどよ、あんだけ痛めつけときゃ傷が回復するまで出てこないと思うけどよ、一応用心してくれ。それじゃあな」


優莉愛「はい。ありがとうございました」


博人は手を振って返っていった。その後ろ姿を見送る優莉愛に千百合が「あら?惚れちゃった?」なんて言う。急いで否定はしたが・・・・どうも顔が熱いし、胸がドキドキする。


優莉愛「そんなんじゃないよ。そんなんじゃ・・・・」

千百合「・・・・・・・・??」


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