博人「という訳で、蛍の事は頼んだぜ」
どうという訳なのか不明だが、家に帰った博人と愛瑠は恋美に蛍の警護を頼む事にした。最初は「な、なんで恋美が!!」と拒否していたが、同じ小学校にほかに頼れる子はいない。とはいってもセリカなどが頼りないわけではない。実力的に十分だが、なにぶんあの引っ込み思案性格だ。満足に戦えるとは思えない。
え?愛瑠も同じ小学校?確かにそうだが、戦にでる側ではなく、守られる側だ。天照の依代という愛瑠の存在はできる限り前には出したくないのだ。それに前回ケイオスにバレそうだった愛瑠の招待であるが、なんとか茶美のマインドコントロールでことなきを得たが、いつバレるとも限らない。なるべく戦闘には参加してほしくない。
まぁどうせ戦うなら、気になる男の子の傍の方が、恋美も気合いが入るだろうし。
恋美「き、気になる!?恋美が蛍を!?ば、ばかじゃないのにいにい!!どうして恋美が-----」
博人「これはいいツンデレ」
恋美「どこにデレがあったの!!」
愛瑠「恋美ちゃん。蛍をよろしくね」
恋美「なんか頼まれたし!!」
とかなんとか言っているが、顔はなんか満更でもない表情をしている。口では悪態をついてるかもしれないが、実は嬉しい・・・・のではないか。
博人「ともあれマジメな話、性格上厳しいセリカちゃんや殺されたらマズイ愛瑠を除けばお前くらいしかいねぇんだよ」
愛瑠「天宮家再建には蛍が必要なの。お願い」
恋美「わ、わかったわよ。やればいいんでしょやれば」
・・・・といいつつ、背中から2本のカタナを抜き、庭で研磨を始めた。口とは裏腹に、やる気がありそうだ。
というか、ニコニコしていた。しかし博人も愛瑠もそれを口にすると噛みつかんばかりに食って掛かってきて否定するからいわないけど。いや食って掛かってくるというのは恋美にとって噛みつくという意味ではなく。2本の刀がでてくるサイコな女の子なのだ。
愛瑠「恋美ちゃんが警護についてくれるなら蛍は心配いらなそうね」
博人「俺だってお前の事守ってやるぜ?」
愛瑠「でも小学校と高校じゃ学校違うし、ちょっと学校も離れてるし・・・・」
博人「・・・・まぁ確かに。でも可能な限りそばにいるよ」
愛瑠「うん。お兄ちゃん。ありがとう」
とはいえ、この戦い、レメゲトンも半分くらいは倒しただろうか。そんなに長続きしない気がする。
博人「・・・・・・・・単品だけならって話だけどな・・・・」
愛瑠「・・・・え?」
どうやら口からでていたようだ。なんでもないと答えてさらに思う。
単品。1匹づつなら長期化しそうだが、ここ最近は2匹など複数で出してきている。
それに、御三家の様子を見に来ていたという報告が青葉からあったところからすると、おそらく・・・・
(御三家が障害がでている今、御三家潰しに来るかもしれねぇな)
博人には・・・・嫌な予感しかしなかった。それでも全員死なずにこの戦いを終わらせるためには大変でもやりきらなければ。
気のゆるみが死につながる。それを肝に銘じつつ------------------
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