エーギルが向かった先の姫神神社では、直哉に介護を受けて松葉杖で歩く練習中の凛花がいた。凛花は片手片足に障害がでていた。足だけならともかく、これは動きづらそうだ。
直哉「大丈夫かい?」
凛花「これはなかなかに練習がひつようだな・・・・」
夏休みはあと3週間程それまでに障害が軽くなってくれると学校にも行きやすいものだが・・・・先に障害がでている片手にはまだ障害がある。片手だけでも治ってくれればかなり違うのだが・・・・
凛花「すまない。貴重な時間を私などに・・・・」
直哉「別にいいよ。どうせヒマでゲーセンにいるんだろうしさ」
そんな事より、直哉には気がかりがあった。この身動きがあまり取れない状況下であの街でバケモノを暴れさせている者達が来ないか心配だった。この状態の凛花では反撃は出来ない。一方的に殺されるだけに違いない。
その不安は現実になる。樹々に隠れて様子見をしていたエーギルが巨大斧を持って現れた。凛花は剣を抜くが・・・・
エーギル「そんなカッコウでどう戦うってんだ?」
確かに。右手に刀、左手に松葉杖では戦えるとは思えない。もちろん杖でなくても直哉の介助があってもそれはかわらない。とはいえ、霊力を剣に乗せて斬撃に霊力を加えて飛ばすくらいは片手でもできそうだ。
いや。その前に。たしか創生器で変身中は確か、障害は一時的に消えていた。
変身すればこの窮地を脱する事ができるかもしれない。ただ、レメゲトンの悪魔をだされたらその限りではないが。
凛花「どう戦うか。こう戦うさ」
そう言って創生器を見せる。エーギルはそうくるだろうなと予想済み。エーギルは攻撃せず、待っている。変身しない身動きの取れない人間と殺してもつまらないと言いた気に。
しかし1対1にはならなかった。ちょうど後からやってきた八坂竜司と八咫るるなも加わって3対1に。レメゲトンの悪魔がいても三種の神器を相手にしたら勝ち目はあまりない。今攻撃して変身前の怪我人の凛花を集中攻撃しながらなら凛花をかばいつつ戦う事になってちょっとは攻撃しやすいか?とも思ったが止めた。どのみち八坂竜司がやりづらい。凛花を無視して悪魔とエーギルを殺しにかかってくるかもしれない。そもそも凛花の守備は1人で十分か。
考えた結果、撤収する事にした。そもそも今回は偵察目的で、戦いではない。
エーギルが撤収した後、凛花はヘタりこんだ。変身中は障害が出ないにしても・・・・エーギルは怪力の持ち主だ。いくら剣が使えるとはいえ中学生の女の子。怪力の前では吹き飛ばされて終わりな気がする。
もしこの2人がちょうどこなかったら--------------
るるな「大丈夫?直哉さんもケガはない?」
直哉「うん。助かったよ」
竜司「何のカもないのに姫神を助けようとしたのは見上げた根性だな」
るるな「え、それって褒めてるの?えええ、やだー。竜司が人を褒めるなんて、今日は雪かしら〜?」
竜司「降るか。夏だぞ」
そんなやりとりに凛花は安堵で笑ってしまう。自分は変身しても殺されるのではないかと恐怖もしたが、この2人は全く意に介さず。転生前、どれだけの修羅場を経てきたのだろうか・・・・。
頼もしい2人が折角来てくれたのだ。身体症状についてすこし相談してみよう。
--------------------------------SCENE(4-2)へ-----------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する