帰りの飛行機の中。帰りもまた月乃宮所有ジェット機で帰っているのだが・・・・
皆旅行疲れで寝ているかと思いきや昨日の海で何をした、おとといの観光の話題などで盛り上がっていた。タルダロス達大人はジェット機内でも酒を飲んでいたし、博人達はカードゲームで遊んでいる。
そんな中、1人ボーっと席に座っているのが恋美。ずっと同じ事を考えている。
その内容は・・・・蛍の事。ナンパ高校生から助けられてからどうにも蛍が気になって仕方ない。
で、その蛍は隣の席に座っているものだから、イヤでも意識する。
蛍をチラ見する。蛍はこんな時でも夏休みの宿題をやっていた。真面目小学生だ。そしてふと・・・・恋美の視線に気づいて振り向いた瞬間、恋美は逆にそっぽ向く。
なにこれ。顔があつい。はじめての事で戸惑う。胸もドキドキしてるし。
蛍「どうしたの恋美ちゃん?」
恋美「え?どうしたって何!?」
蛍「いや・・・・何かこっち見てた気がしたから・・・・」
気づかれた!!さらに顔が熱くなり、胸の鼓動も早くなる。
恋美「な、何でもないわよ!!っていうか、こんなトコでも宿題しちゃって。真面目ね」
蛍「あ、うん。ケイオス達との戦いとか修行とかあってあんまり進んでないから・・・・」
なんと真面目少女・・・・いや少年か。
さて、蛍をまじまじと見る。童顔で背も高くない。1つ年上の女子の自分と大差ない。そして気の弱さ。お兄ちゃん大好きの自分好みでもなんでもない筈。なのにこの胸のドキドキは何なのか。
もしかして・・・・?いやいやそんな事ある訳がないと自分に言いきかせる。自分の理想の男子とは違うのだ。
(とはいうものの・・・・)
今までレメゲトンの悪魔では一緒に戦ってきた。気が弱いクセに、戦闘では前にでて戦っていたり、恋美をかばうようにして戦ってくれたり。
蛍「どうしたの?あ、旅行疲れかな?」
恋美「な、なんでもないわよばかぁ!!」
蛍「なんで怒られてるのボク!?」
まったく素直じゃない。自分でも分かって入るものの、どうしようもない。自分でもこの感情が自分で制御できないのだから。
この感情はなんなのか。恋なのか?蛍を好きになってしまったのか?
恋美「そんな事ないわ!!無いわよね蛍!!」
蛍「え?・・・・な、何が・・・・?」
恋美「なんでもないわよばかぁ!!」
蛍「なんか理不尽じゃない!?」
帰ったらこの感情がなんなのか、確かめてやる。ほんとうに蛍に恋心が芽生えてしまったのなら・・・・
兄には愛瑠がいる。自分は実妹。叶わない恋なら・・・・別の恋に踏み出すのもいいのかもしれない。
そう思い始めていた恋美の心。小学5年生の夏休み。何かが変わろうとしていた-----------
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