凛花「翔華・・・・ですか・・・・」
城にかえったミランダはすぐにまた人間界に向かい、御三家の許へ。聞いたままそのままを全て伝えると、皆考え込んでしまった。
今以上の障害-----------
辛くも勝利している今の現状を打破できるかもしれない。しかしその後に待っているものを考えると・・・・迷う。
千百合「その障害というのは、一時的なものですよね?」
ミランダ「・・・・わかりません」
知ったかぶりはできない。分からない者を大丈夫とはいえないミランダ。
全員をみる。
皆自分の年下の年端もいかない少女達。2人は小学生。創生器を持っているのはうち1人。
小学生と中学生の4人に・・・・治るかどうかわからない障害を残す戦い方は本懐ではない。
しかしトリスメギストスとヘルメスの言う通り、死ぬよりマシと割り切れるだろうか・・・。いや、少女達にその選択を迫るのは酷だ。
神の起こした悪事であるのでミランダがやるべき責務かもしれないが、彼女ではレメゲトンの悪魔1体も倒せないだろう。・・・・歯がゆい。
結論は4人で話し合い、と0りあえずどうしてもという状況になったらという事にしたようだ。
それがいい。2段階目は出来れば使ってほしくない。天宮愛瑠程の神のカを振るえるなら、こんな心配をするような事にもならないだろうが、彼女には神星器がある。不必要だ。
とりあえず2段階目のやるべき時はそれぞれの判断に任せ、ミランダは神の世界へ帰っていく。
後ろめたい気持ちのまま。どうしても彼女達に任せなければならない自分のカのなさが・・・・くやしい。
だが、これもある意味僥倖だったのだ。ケイオス達が悪事を働こうという時に歴代最強の三種の神器に神星器を使え、ギリギリとはいえ、創生器にも適合できているのだ。ある意味救いと思ったほうがいいだろう。
天に上りながら陸を見下ろし、呟く。「どうかご無事で」と。
それからまたミランダは工房に行き、他に隠していることはないか問い詰めたが、知っている事はすべて話したし、記録にも話したこと以上の記述がないという事なので1つの不安は拭えた。
ヘルメスとトリスメギストスが知らないなにかがあったらと思うが、そう思ってしまったらキリがないので考えるのをやめた。
ミランダ「・・・・・・・・・・・・・・・ああ・・・・・・・・王女の命令として辞めるように説得してみましょうか」
説得に応じるくらいならこんな事もしていまいが、とりあえずミランダは荷物をまとめてもう1度外科医へ。
御三家で話し合いった結果、ミランダは鈴鳴家で下宿する事になった。千百合達の両親も快く迎えてくれた。
説得に応じる可能性はほぼないと思っていいだろうが・・・・はたしてどんな結果になるのやら。
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