馬を走らせて2人の工場へ。そしてその入口をあけるなり、大きな音が。大型トラック同士が衝突したような音に耳をふさぐ。
一体何事・・・・と中をみると・・・・納得。トリスメギストスが柄と刃の根元しかない剣を持ってしかめ顔をしていた。新開発の武器を試して失敗した・・・・そんなところだろう。ヘルメスも同様の顔をしていたが、入ってきたミランダに気づくと頭を下げる。
ヘルメス「これはこれは姫様」
ミランダ「今のは実験ですか?」
トリスメギストス「いやぁ恥ずかしいところを。新しい魔法剣を試していたのですが、どうにも強い魔力を持たせるには相応の器・・・・武器がないと。材料を良いのに変えたほうがいいでしょうなぁ。それで、きょうはどのようなご用件で?」
ミランダが事情を話し、2段階目があったりしないか聞いてみた。すると全く考えたり思いだしたりする様子もなく’ある’と答えた。
トリスメギストス「ええ。創生器には転生器同様、2段階変身があります」
ミランダ「どうして教えてくれなかったのですか」
ヘルメス「や、姫が人間に託すような事を言ってましたから。人間ごときが2段階目を使ったらどうなるか。まぁ1段階目でそういう状況になるのは分かってましたからね。無理だと思って言わなかったマデ」
ミランダ「知ってて教えてくれなかったのですね。予想もしていたようですし、なぜ教えてくれなかったのですか!!」
トリスメギストス「聞かれなかったからいわなかった。2段階までつかえるとおもっていなかったので。1段階でそれだけの症状がでたのならば、2段階でどうなるか。想像はできるでしょう?」
確かに。全身倦怠感だけでは済まないだろう。もしかしたら身体機能が失われる可能性もある。怒っていたミランダだが、それを思うと責める気にもなれない。
それでも聞きたいとミランダがいうと、2人はアッサリ教えてくれた。
2段階目は衣装が変わって強くなるシステム『翔華』。使用者をかなり強くしてくれるらしいが、反動が今説明にあったように、全身倦怠感だけでは済まないだろう。場合によっては・・・・身体機能に異常がでる事も覚悟が要ると2人は話す。翔華システムを使用するには1段階目同様に頭に直接キーワードが浮かぶらしい。ここで聞いた内容を話さなくてもそのキーワードを口にすれば翔華システムは発動してしまう。ミランダの一存で教えなくても使ってしまう可能性はあるだろう。
さらに転生器の’神属性’に値する変身の3段階目が創生器にはあるという。その名は『天輪システム』。さらに衣装がハデになったという話があるが、天輪をつかった記録はあまりないそうだ。条件は3人が翔華状態にあり、1人が1段階目にある、という事。そしてキーワードを発すると天輪システムが発動する、というもの。ただし、1段階目で弱っているようでは3段階目は命の保証は出来かねる、と2人は言った。ちなみに天輪システムが発動するのは、1人の1段階目の者である。
ミランダ「・・・・3段階目・・・・天輪・・・・」
トリスメギストス「天輪は頭に浮かぶものではなくあらかじめ決まったキーワードがあるようです。それをお教えしますが、それを使用者に教えない限りは天輪は使えません」
ヘルメス「天輪のみ、姫の一存で決められる、という事です。まぁ2段階目も使うなと命令すればいいだけの話ですが、まぁ1段階目で苦戦しているならば、殺されるよりマシと思って使わせるのもいいのではないかと」
たしかにそれはある。殺されてしまうよりは・・・・いいのだろうか。
しかし・・・・体に障害がのこる可能性を負ってまで・・・・使わせていいのだろうか・・・・
三種の神器や神星器に適合した者に任せて・・・・創生器を返してもらったほうがいいのだろうか・・・・
悩みに悩みながら、ミランダは白へと帰っていった。
答えがでないまま----------------
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