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2016年01月25日09:56

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綾小路蛍の試練(6)/SS

土曜日。第2の試練の日がやってきた。蛍とその友人達は揃ってデパートへ。姉が勧めてくれたデパートだが、なんと月乃宮のデパートなんだとか。品揃えが良いというらしいが、品ぞろえより、早く帰りたい。アンジュの知人といえば安くしてくれるかもと言っていたが、自分が男という情報を漏らさない為にただの客として行くことにした。どこからどう自分が男という事がバレるかわからないし。


という訳で一行はランジェリー売り場へ。友人達がキャッキャしながら選んでいるのをただジッと見つめる。

みつめる。みつめる。みつめる。ただひたすらに。

友人達が下着を手に取って選んでいる様子をただみる。視線を他に移すことが・・・・出来ずにいる。


辺りには--------------------


下着、下着、下着、下着、下着、下着、下着、下着、下着、下着、下着、下着。


とにかく下着だらけ。というかそれしかない。女性下着売り場なのでそれしかないのは当然だが、目のやりばに困る。蛍はどうみても女の子だが、女装している男なのだから。


「あれ?ほたるんは探さないの?」


それぞれ選び終わったのか、それぞれ下着を手にしている。試着してみるらしいが、全く選ばない蛍に声をかけてきた。


蛍「いや・・・・僕にはまだ・・・・」

「まだでも、用意しといたほうがいいって」

「そうそう。あの姉にして、この妹あり?かもだし?」


少々巨乳気味??な姉を持つと、こういう時断りにくい。しかたないので適当にみてまわる。あんまり女子力が高いデザインのものはちょっとだが、特に何のデザインもない無地っぽいものにする。蛍が手に取ったのは、胸のカップの間にリボンがついた、白いブラ。お揃いの白いパンツも手に取る。


(うわぁ・・・・うわぁ・・・・)


男の自分が女性下着売り場で下着を選んでいる。なんか自分が変態みたい思えてしまう。しかしこれも女の子として生活するうえで必要な事なのだ・・・・・・・・と割り切るしかない。


皆で試着室へ行ってそれぞれ選んだものをそれぞれ購入。下着売り場をあとにする。そしてデパート内のカフェで軽食にしつつおしゃべりをして解散。


蛍「はぁ・・・・今回は精神的に疲れたなぁ・・・・」


女子に混ざって身体測定に・・・・下着の買い物。男の蛍には精神的疲労すぎた。この数日で女子の下着姿を目にしすぎた。


・・・・・・・色んな意味で眠れない日々を送りそうだ。身体測定の終わった日の夜など、あまり眠れなかったと言うに、今日はそれに下着売り場の事と・・・・女子の友人の下着の着替えまで・・・・


精神的に参ったが、女子は女子で大変な事があるのがとりあえず分かった。身体の成長に興味があって、微々たる変化でも一喜一憂したり。下着や化粧品を選んだり、お金も大変そうだ。


天宮神宮・・・・いや、普通に男の子として生活していた時など、回りの女の人はみな巫女服ばかりで実際の所、女の人の大変さなんて全く知らなかった。まぁこれも勉強のうち・・・・であろうか。


1年数カ月前、天宮神宮壊滅前は着る物なんてこれでいいや的に適当に選んでいた蛍にとって着る物に気を遣う・・・・コーディネートを考えるのも苦労の1つだ。


蛍「女の子って大変だなぁ・・・・」


そう呟きながら帰宅するのだった。


----------------------------------SCENE7へ----------------------------


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