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2016年01月11日21:56

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ジャンボ鶴田怪物伝説(217)

82年3月7日、ノースカロライナ州シャーロッテ・コロシアムでチャボ・ゲレロを破りNWAインターナショナル・ジュニア・ヘビー級王座を獲得した大仁田厚は次期エキサイト・シリーズに凱旋帰国が決定していましたが、最後の調整とばかりメキシコEMLL(現在のCMLL)のリングに登場。このあたりは帰国前にルチャ・リブレを身に付けさせるという馬場の思惑かと思われます。

4月11日、ハリスコ州グアダラハラ・アレナ・コリセオ・デ・グアダラハラでサングレ・チカナの挑戦を受けて防衛戦を行っています。

試合は時間無制限3本勝負、大仁田は1本目を10分4秒コブラツイストで先制しましたが、2本目は4分1秒、チカナがリングアウト勝ち。

3本目は3分8秒、チカナが反則勝ち。2-1でチカナが王座獲得し、大仁田は初防衛戦でいきなり王座転落。

メキシコでは、当時はカンペオナード(タイトルマッチ)の場合、リンピオ(現在ではテクニコと称されるベビーフェース)とルード(ヒール)の対戦であっても反則を行ってはならず、反則でもベルトが移動しました。従ってPWFルールによる王座移動とはいささか異なります。

4月16日、金曜日のメキシコシティ・アレナメヒコで開催された定期戦で大仁田はチカナとノンタイトルで対戦。1本目を回転エビ固めで取りましたが2本目、チカナのブレーンバスターからの体固めに取り返され、3本目もチカナのカバージョ(ラクダ固め)にギブアップ負け。

4月30日アレナメヒコで大仁田はチカナにリターンマッチを挑みました。

1本目は14分11秒、チカナがリングアウト勝ち。2本目は3分50秒に大仁田が卍固め。

決勝の3本目は2分25秒、大仁田が反則勝ちを拾い2-1で勝利。帰国前に王座奪回を果たしています。

大仁田のメキシコ最終戦は5月7日、アレナメヒコでハルコン・オルチス(78年8月に全日本に来日しミル・マスカラスと対戦)の挑戦を受けての初防衛戦。

1本目は5分36秒にオルチスが首固め。2本目は10分52秒に大仁田が体固め。決勝の3本目は10分4秒、両者ダブルフォールとなり1-1の引き分けでベルトを死守しています。

メキシコからアメリカに戻った大仁田は5月11日、ケンタッキー州ルイビル・ガーデンセンターでドン・ダイヤモンドを16分17秒、体固めで破り2度目の防衛に成功しています。

ダイヤモンドは日本へは来なかったですが80年4月にはフロリダ、81年12月にはニューヨークのMSGで新日本の藤波の王座(フロリダはNWAインターナショナル・ジュニア、MSGではWWFジュニア)に挑戦し、テレ朝の画面に登場しているところから、日本のファンにはその存在は知られていました。

さて、グランド・チャンピオン・シリーズ終了後は天龍、阿修羅・原、ロッキー羽田、プリンス・トンガ、百田光雄、越中詩郎、菅原伸義の7選手は大木金太郎(金一)の招きで韓国遠征を行っています。

全日本女子プロレスからもリトル・フランキー、プリティ・アトム、天草海坊主、隼大五郎のミゼット・プロレス勢が参加しました。

5月2日、ソウル市蚕室学生体育館では新設されたオリエンタル・タッグ王座決定戦が行われ、南海山、呉大均組がトンガ、菅原組を2-1で降し初代王者となりました。

5月3日、光州市体育館では大木のアジア・ヘビー級王座に原が挑戦。原の鉄柱攻撃に額から流血した大木でしたが16分32秒、ロープ越しのブレーンバスターからの体固めで勝利。王座防衛を果たしています。

大木と全日本プロレスの関係はここまでで終わっています。


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