次なる標的は流奈。
流奈はののかに無言でポンと肩を叩かれ「いこうか」と部室を出て行った。メンバーにどこへ行くとも告げずに。
戻ってきたのは30分後だった。流奈が来ているのは制服ではなく・・・・時代劇で奉行所の人がきているっぽい恰好の袴・・・・。
流奈「吾輩は猫・・・・ではない。吾輩は速水流奈である。皆の衆、よろしくたのむぞ」
律音「・・・・これは一体・・・・?」
律音の疑問も尤もだ。一体これは何なのか。ののかの説明によると、恰好には特に意味はなく、ただの雰囲気出しなだけらしい。じゃあ脱がせてと半べその流奈だが、即却下のののか。
アイリーン「これはなんのイメチェンなのかしら?」
ののか「今流奈先輩が喋ったような口ぶりよ。ようするに、武士喋り」
全員が口をそろえて突っ込んだ。「それはアイドルなのか?」と。すくなくとも決勝戦でやる事ではないと思われるが・・・・。
ののかは案の1つとしてとらえてくれたらいいという事なので、まぁとりあえずは候補の1つというだけとしておく。
律音「武士喋りかぁ〜。ござる?ござる?」
奏鳴「なんかアイドルっぽくないような・・・・」
翼「江戸城跡でライブするならアリだと思うけど・・・・」
流奈「決勝戦でやる事ではないじゃろうなぁ」
美久「それは武士というよりお年寄りな感じが・・・・」
ののか「なんなのよ皆して!!」
ののかはご立腹だが、総じて不評なのは仕方がなくないか。
これは燿も却下せざるをえない。決勝でやる事ではない。普通にライブ映像としてつくるならネタとしていいかもしれないが・・・・決勝戦の真剣勝負で対戦相手に喧嘩売ってると思われても仕方がない。
ののか「もうしょうがないわねー。じゃあ流奈先輩。しょうがないから脱いでいいわよ」
流奈「しょうがないから!?」
アイリーン「そもそもそんなのもん、どこから持ってきたのよ?」
ののか「え?演劇部から」
貸すなよ演劇部。アイドルの方向性決めに適するわけがないだろう・・・・。
ちょんまげを貸さなかったあたり、が少々の善意か・・・・
ともあれ、この案は却下になり、次なる案に移る。次なる標的は・・・・?
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