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2015年07月29日09:36

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決めねばならぬ事〜chaos returns〜(2)/SS

下校途中。奏鳴は緊張な面もちで律音と一緒に帰り道を歩く。あこがれの宮凪愛架の娘と一緒に下校している・・・・しかも今は一緒に歌っている。一緒にチームになって肌で感じる。律音の歌唱力や発光による存在感が。


しかし・・・・そんな有名な人(一部では)が自分を誘ってくれるなんて・・・・と感激はするが・・・・一体何か用だったのだろうか。今まで一緒に帰ろうと誘っていたのは奏鳴ばかりで、律音からというのは殆どなかった。珍しい事だ、と思う。


律音「あのね、一緒に帰ろうと誘ったのは、話があったからなんだ」


話・・・・とな。何の話だろうか。奏鳴は先を促すが、奏鳴には予想だにしなかった言葉が発せられた。


律音「奏鳴ちゃん。リーダー、やってみない?」

奏鳴「・・・・・・・・は?」

一瞬何を言われたのかわからなかった。自分がリーダーを?いやいや。何をご冗談を。という事で・・・・奏鳴はあたりをみまわした。しかし・・・・アレはない。



律音「・・・・なにしてんの?」


奏鳴「いきなり何を言い出すのかと思えば。私がリーダーと?私がどんなリアクションをするかのドッキリでも撮ろうとしてるんですか?ふふん。わかってますよ。六土さんあたりがそこらへんに隠れてるんですね」



しかし六土響介は「よんだ?」と出てこなかった。・・・・・・・・いない・・・・・・・・?


律音「ドッキリじゃないよ。真剣なお話、だよ」

奏鳴「真剣・・・・ですか・・・・。でもどうして私にそんな話を?私なんて一番下っ端・・・・ショッカーみたいなものですし、歌も踊りもまだまだで・・・・」


律音「うんそうだね」


奏鳴「即答された!?それはそれでショックです!!」


自分で言っておいて、ショックをうけていた。


律音「でも努力は凄いしてる。自分がダメだってわかってて、それでも前に進もうとするのはきっと・・・・辛い事だよ。STAR-MINEのなかで1番の努力家なんじゃないかな。それに・・・・気づいてた?さっきBBSで奏鳴ちゃんへの書き込みがいっぱいあったのを」


そうだったのか。まったく気づかなかった。律音への反響をかなりの数のコメントでわかっていたが、自分への書き込みなんて1つもみていなかった。きっとダメ出しの嵐だっただろう。


しかし律音は首を横に振った。


律音「練習動画やステージの動画をみてくれた人達は、奏鳴ちゃんの頑張りに皆応援してくれてたよ。奏鳴ちゃんの頑張ってる姿をみてると元気がでてくるって。自分も頑張らなきゃって」


奏鳴「そう・・・・ですか・・・・?皆に元気を・・・・。私そんな・・・・ただ皆に追いつこうと必死だっただけで」


律音「その頑張りが評価されたんだよ。結果、ステージでも票もたくさん入ったと思う。ひたむきにがんばる人をリーダーにしたかった。それで奏鳴ちゃんに超えをかけた。どうかな?」


どうと言われても・・・・返事に困る。自分がリーダーに・・・・。そんな事は夢にも思わなかった。あこがれの律音と歌えればそれでよかった。

東日本選抜が終わり、次は決勝戦。それが終われば律音は留学してしまう。次の目標を見つけなければならないだろう。STAR-MINEにはいって律音と歌いたい。これからはそれではだめなのだ。

・・・・もっと・・・・上を目指したい------------


恐れ多いとは思ったが、奏鳴は話を受けることにした。リーダーになって努力しつづける人になろう。上を目指す人になろう。そしていつか・・・・


留学からかえってきた律音と歌いたい。同レベルでとはとても言えないが、とりあえずは傍で歌えるようになりたい。それが次の目標であり、夢だろうか。


翌日、部室で律音がその話をすると・・・・意外にも誰からも反対意見が出なかった。皆にはわかっていたのかもしれない。実力的には1番下かもしれない。しかし実力以外で奏鳴は何か自分達にはないものをもっていると。


部長はアイリーンが務め、奏鳴がリーダーとなって新体制のSTAR-MINE。次に決めるものと言えば---------------------


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