翌日の午後。大会のリハーサルをする為、広い場所を求めて彷徨う。残念ながら校庭も体育館も講堂もどこかの部活が使用しており、屋上しか空いていなかった。
屋上にてASSOCIATIONから賜った曲の練習をみっちりと半日行う。夕方日が暮れるまで練習を続ける。そのおかげか、少々の不安要素だった奏鳴も皆と遜色ないレベルに達した。これなら大会でもいい結果が残せるだろう。緊張に負けてミスをしなければの話だが・・・・。
というコメントを以ってこの日の練習を終えた。みっちり練習したので皆小腹が空いたらしく、何か食べて帰ろうという話をしながら屋上を出ようとした時、律音が皆を呼び止めた。呼び止められた皆は振り向くが・・・・律音は黙ったまま。何か言いたそうに口をパクパク動かしているが、声になっていない。
アイリーン「そう。決心がついたのね。皆さん。こちらへ」
律音が何を言おうとしているのか察したアイリーンは律音の許へと連れていく。そして律音の隣に。
アイリーン「皆さん。律音から話があります」
流奈「話?んん??皆、何か聞いてる?」
全員首を横に振った。
ののか「何?何の話?あ〜、やっぱりうにうにきゅ〜となののをセンターで大会に出ようって話?キャハっ☆」
アイリーン「真面目な話です。冗談はやめなさい」
美久「・・・・真面目・・・・な・・・・話?」
翼「一体何の話だいりっちゃん?」
律音「あの・・・・あのね・・・・。ご、ごめんなさい皆!!大会が終わったら私、STAR-MINEをおしまいにします!!」
全員何を言っているのか理解できなかった。何の冗談を言っているのか。しかし直角90度にまで頭をさげた律音と・・・・隣で目を伏せてうつむくアイリーンをみると・・・・冗談を言っているのではない・・・・全員がそう思った。
律音はSTAR-MINE脱退の理由を皆に話した。フリステスへの留学の話に皆称賛の言葉を送ろうとしたが・・・・誰もその言葉を言ってあげられない。
大会が終わったら・・・・このSTAR-LIGHT大会が終わったら・・・・律音がここからいなくなる・・・・・・・・・・・・。
燿「大会が終わったらというのは・・・・大会が閉会したらかい・・・・?」
律音「ううん。言った通りだよ。STAR-MINEの大会がおわったら。だから・・・・次の東日本選抜で1位を採れなくて負けても・・・・なんだ」
奏鳴は昨日の帰りの律音の言葉の意味を理解した。
有終の美を飾りたい。留学するなら優勝してから旅立ちたいそういう意味だったのだ。
奏鳴「じゃあ昨日言ってた有終の美って・・・・そういう事だったんですね・・・・」
翼「次でまけたら・・・・りっちゃんとはそこまで・・・・」
美久「そんな・・・・今まで一緒にやってきたのに・・・・ここまでなんて・・・・」
皆して悲しみに俯く。だが、1人、そうではない者がいた。
ののか「何言ってんの?東日本選抜、勝てばまだ暫くはやれるでしょ?勝つのよ。東日本選抜。BLUE-HAWKSにも。月宵月華にも。もちろんほかのチームにもね。違う?」
翼「・・・・ののか君の言う通りだ」
流奈「そうだね。勝てば決勝戦までまだ一緒にやれるんだよね」
ののか「でしょ?だったら悲しんでるヒマはないわよ!!明日からもみっちりやって、完璧に仕上げるわよ!!」
奏鳴「私も頑張ります!!律音先輩と一緒に優勝する為に!!」
燿「その意気だ。律音ちゃん。頑張って勝とう」
律音「ありがとう皆・・・・。うん。頑張ろう!!」
アイリーン「よかったわね律音」
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