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2015年07月11日11:24

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7つめの音色〜Tokyo 7th Tone〜(6)/SS

時間まで控室で着替えをしたり振りの練習や曲の聞き込みを・・・・したいところだったが、着替えはなく、制服のまま。いろいろ復習するにしてもすぐにステージだという。覚悟を決める時間しかなさそうだ。

特に奏鳴にとっては初めての人前ステージ。覚悟をきめるにはあまりにも時間がなかった。

どうしようどうしようと慌てているのは・・・・実は奏鳴だけだった。他のメンバーは東京予選、関東予選で今日いる人数よりはるかに多い人の前で歌っているのだ。逆に落ち着いたものだ。


慌てていても、無常に時間だけが過ぎるもの。ステージ時間がやってきて、袖へと向かう。


’かみて’にやってきた奏鳴、「もうどうにでもなれ・・・・!!」と半ばヤケクソ気味に覚悟を決めた。皆苦笑い。


ユニット名が呼ばれ、ステージへでる。それぞれ立ち位置に立ち、曲をまつ。今日歌うは、夏休み合宿イン北海道で創られた曲の1つ。



曲がかかり、ステージが始まる-------------





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ステージの結果はまずまずだった。PROJECT-STAR-LIGHTと八咫祭りステージで固定ファンがついたのか、客の反応も上々だった。


ただ・・・・奏鳴が1か所コケたのが減点だった。サビの見せ場で転倒したのだ。それは皆責める気はない。今まで野半分くらいを体力トレーニングさせて振付の練習に時間が取れなかったのが要因として考えられたからだ。しかしその失敗は観客には愛嬌と受け取られたのか、ブーイングではなく、励ましと応援の言葉が奏鳴にかけられた。これはいい励ましになっただろう。


ライブホールを紹介してくれた月宵月華にお礼を言い、解散。


帰り道が途中まで一緒らしい奏鳴と律音は並んで帰る------------


丁度いいので奏鳴は律音に相談してみる事にした。




奏鳴「草薙先輩。どうやったら先輩みたいに完璧アイドルになれますか・・・・?」


律音「律音でいいよ奏鳴ちゃん。う〜ん・・・・どうやったらっていわれても・・・・」


奏鳴「ですよね・・・・。先輩みたいな人、やっぱり才能ある人は私とは違うんですね・・・・」


律音「才能・・・・あるなんて思ってないよ?」

奏鳴「・・・・え?で、でも先輩は宮凪愛架の・・・・」


律音「うん。やっぱりね、お母さんと比べちゃうとね。どうやったらあんなにキラキラ輝いたアイドルになれるのかなって今でも思ってるんだ」

奏鳴「でも先輩だったキラキラしてますよ・・・・?」


律音「そうだけど、輝きが違うんだよ。お母さんとは、輝きのカっていうのか量というのか・・・・。私はまだ輝きが弱いんだよ。それで、私は流奈ちゃんとカラオケにいってチョー練習した。そしてこうして本当のアイドルになるために大会に出た。それで分かったんだ」


奏鳴「何がですか?」


律音「お母さんはお母さん。私は私なんだって。お母さんと私は母娘だけど違う人間で。だからそれぞれの力量があって、輝きがある。そう思ったんだ」


奏鳴「私にもあるんでしょうか・・・・輝き・・・・」


律音「それを引き出せるかは奏鳴ちゃん次第、かな?一緒に頑張ろっ!!短い間になるかもだけどさ」


奏鳴「短い間????」


律音「あ、ううん!!何でもないよ!!それじゃあまた次の練習で〜〜〜〜」



そう言って、’何かをはぐらかすように’律音は走り去っていった。そう言えば前にも似たような発言を聞いた気がする。


短い間・・・・。一体何の事だろうか。それは全く見当はつかないが、律音が何か隠しているのは分かった。


奏鳴「一体何を隠してるんだろう律音先輩・・・・」





-----------------------------------SCENE7へ----------------------------


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