流奈「ふ〜ん・・・・そんな話を・・・・」
秋葉原のメインストリートを歩きながら律音が此花と会話した内容を伝える。会話の内容は半分がただの世間話だったが、半分は互いのユニットの情報交換みたいなものだった。
その会話内容で律音の事を怪しんでるという事まで話すと、アイリーンはもっと緘口令を強化する必要があるとつぶやき、どうするかを月宵月華の路上ライブまで話し合う事に。結局、月乃宮の使用人等にさらに何も話すことはしないようにするだけだ。むやみやたらに学校の生徒に内緒にするように言うとそれはそれで面倒事になる。律音が宮凪愛架の娘である事は誰にも話していないのだ。
翼「僕の事はもうバレてるんだね」
ののか「ま、水鏡なんて名字、そうそうないんだし、仕方ないんじゃない〜〜?」
美久「でも・・・・いくら内緒にしていても、律音ちゃんが光ったら意味がないんじゃあ・・・・」
そこは問題だ。激戦区とされる東京予選ではライバルも多い。光らない程度に手加減して勝てるとは思えない。しかし大会進行欄に、各県大会では上位3位までが勝ち抜けで次の大会に進めると書いてあった。1位はおそらく月宵月華で決まりだが、3位に食い込めるくらいにしておけば・・・・淡い光程度で済むだろう。それならば、ステージのライトアップに紛れて見えなくする事もできる。
アイリーン「しかし・・・・手加減して県大会を勝ち抜けるものなのか・・・・」
律音「頑張るよ!!」
ののか「いや、あんたががんばっちゃダメでしょ。発光現象防止策なんだから〜」
律音「そっか〜・・・・」
燿「そこは皆でカバーするしかないね。3位までに入れるようにさ」
アイリーン「そうですわね。律音が手加減しなければならない以上、他が頑張りませんと」
流奈「そだね」
ののか「観客をうっにうににしちゃうんだからっ☆うにっ☆」
そんな会話をしてブラつくと、月宵月華路上ライブまであと1時間となった。そろそろ前のほうで鑑賞するなら、場所取りも必要かもしれない。一行は路上ライブ場所へむかった。
予定場所に到着すると、スタッフらしい男性数人がマイクなどの設営を行っていた。ドラムにベース、キーボードなどの楽器まで。
・・・・たしか事前告知だと、大型トラックの中でやり、それを歩道に並んで聞く・・・・そんな感じで書いてあった筈だが・・・・予定変更だろうか。
すでに何人かの男性が敷物を敷いて場所取りをしていた。だがまだ最前線に近い場所に隙間がある。そこに陣取ることにした。
翼「もう少しで始まる」
「うぉ〜ぃ」
そんな声で律音達に近づいてきた2人。響介と鳴鈴だ。とりあえずは2人も月宵月華の実力をみにきたのだろう。
戦果を聞くと、予想通り響介があちこちのアニメショップやPCゲームショップで引っかかっていたものの、数組のチームに取材する事はできたらしい。ライブ時間前になったのでやってきたのだとか。これを聞いたら早速記事にまとめるという。
響介「ゴスロリ吸血鬼か・・・・タ・・・・タギル!!」
ののか「なにがっ!?」
鳴鈴「聞かないほうがいいわ・・・・」
そんなやり取りをしているとスタッフの1人がマイクで前説を始めた。そろそろ始まるようだ。
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