会場に入った雅輝は真っ先にシーラのところへいき、手を差し出す。1曲踊ってくださいと言いたげに。しかしそれには王子が許さない。
王子「君、いきなり来てなんだね?彼女へは私が先にお誘いをしたんだ。邪魔しないでくれるかな」
しかしそんな事はしていられない。雅輝は王子の言葉を無視し、シーラの手をとる。しかしそれに気が触ったのか、王子がその手を払う。それから2人の男がシーラを巡って口論に。それを見かねた王様と王妃がやってきて、1つの解決策を下した。
王子「決闘?」
そう。王様が下した解決策は’決闘’だった。2人ともちょうど帯剣しているし、丁度いいと。ただし、攻撃が当たると思われたら寸止めにするようにというルールをつけて。
王子は腰からレイピアと呼ばれる細身の剣を抜いた。王子はやる気満々だ。だが雅輝は・・・・剣をぬこうとはしない。というか、抜けないのだ。雅輝はただの月乃宮の御曹司で、剣術の修練は積んでいない。剣道すらしたこともない。おそらく・・・・負ける。
しかしここで引けば、シーラは王子にとられてしまう。なら・・・・もしかしたら・・・・勝てるかも知れない。可能性がゼロでなければやってみたらいい。寸止めルールだ。死にはしない。雅輝は腰の片手剣を抜いて、剣道の構えのような構え方をした。対して王子はフェンシングのような構えをとる。
王様の号令で試合開始-------------------
何合かの打ち合いの後、勝負はあっけなく決まった。王子の勝利だ。喉持ちに剣を突きつけられて、の勝負の決まり手となった。
王子「悪いね。君も彼女の事を想っているのかもしれないが、それはわたしも同じなのだよ。負けるわけにはいかない。さぁシンデレラさん。いこう」
手を引かれてダンスの輪に向かっていく王子とシーラ。何度か雅輝のほうを振り返ったシーラだが、結局シーラは王子と行ってしまった。
雅輝「負けた・・・・か・・・・」
雅輝は踊る2人を見つめたあと、パーティ会場をでた。
勝負に負けて引き下がった訳だが・・・・
MTS2「まさか、これであきらめた訳ではあるまいな?」
雅輝「みてたのか仮面男。・・・・・・・・・・・・ああ。これで諦めたわけじゃない。・・・・ちょっと現実世界へ帰ってくるよ」
MTS2「何をするんだい?」
雅輝「特訓だ」
そう言い残し、雅輝は王宮をでて・・・・歪へと向かっていく。
雅輝「今回は負けたけど、次は・・・・。僕は・・・・シーラちゃんをあきらめない・・・・!!」
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