空港に着いた刹那と優姫。正面にあたる入り口に彼女はいた。
カリスとのやり取りでどうにか正面口にいることがわかった2人はすごい人ごみの中でも真っ先に見つけ出す事が出来た。
髪色は・・・蒼色。髪型はロングでサイド結び。一人行き交う人々をボーっと見ていた。見た目たしかにカリスじゃないが結構な美少女のようである。彼女が待ち合わせ相手と確信しているのは見た目も聞いたとおりだが、それ以上に着ている格好だった。
全体的に蒼を基調とした服装・・・それはいいのだが、まぁ・・・夏だということで薄着で露出が高い格好なのは認めるが・・・ミニスカートもいいとして青いマントは如何なものか。近づいてみるとクビからは魔方陣のネックレス??みたいな物とこれまた魔方陣のついた腕輪にリング。まぁ・・・この女性だろう・・・おそらく。いや・・・確実に。
優姫「・・・格好からして彼女かな・・・」
刹那「蒼髪・・・髪ロングでサイド結び・・・目は黄色い・・・そしてなによりあの格好・・・間違いはなさそうだが・・・あの格好でずっといたのか・・・?」
優姫「・・・・・・と、思うけど・・・」
行き交う人々もいかにもという格好でいるのでチラチラとみていた。主にその視線は男達の視線だった。その格好がきになるのか・・・美少女だからなのかは分からないが。
とりあえず・・・話しかけることにした。
刹那「あの君・・・」
??「え?あ、もしかして刹那さん?」
刹那「そうだが・・・日本語分かるのか?というか話せるんだな」
優姫「日本語上手ねぇ。だれかに教わってたのかな?」
??「あ、ママとカリスに」
刹那「なるほどな。あいつは日本に3年いた事がある。今でもたまに仕事でくることがあるそうだが・・・」
優姫「ソウナンダ?ヨクシッテルネ?」
刹那「まぁ昔の相棒だったからな。一応言っておくがそれだけだ」
優姫「ふ〜ん」
??「ところでそちらの人は?」
刹那「御影優姫だ」
優姫「『刹那の彼女』ですっ」
??「なんで『刹那の彼女』の部分を強調するかな(汗)」
優姫「こんな顔してるけど可愛い子に弱いからね。今のうちに言っておかないと」
刹那「おい。オレのイメージが壊れるからやめろ」
優姫「事実じゃないの?」
刹那「そんなわけがない」
優姫「ホントかな・・・」
刹那「・・・さて・・・そういえば名前を聞いてなかったな」
??「え。知らないで来たの?」
刹那「カリスに聞くの忘れた」
優姫「あのね・・・」
??「・・・・・・」
刹那「というわけで名前が聞きたい」
??「じゃあ改めて。アリサ・アクアレインよ。よろしくねっ」
優姫「よろしく。ところでカリスさんというのは二十歳らしいけど同い年?」
アリサ「え?ああ、あたしは17だけど」
優姫「ああよかった。年上だったらどうしようかと・・・」
アリサ「なんのこと?」
優姫「ほら。日本じゃさん付けしなきゃとかさ」
アリサ「別にアリサでいいのに」
優姫「そぉ?ならアリサ」
アリサ「そうそう。刹那さんと優姫さん。あらためてよろしくね」
刹那「うむ。ところで・・・13人目ということなんだが・・・それらしきものは・・・どれなのだ?杖らしきものは持っていないようだが・・・」
アリサ「この杖がそうよ」
といって後生大事に持っていた長い包みを広げると・・・・淡い光を発する杖が現れた。。
優姫「それが神星器?」
アリサ「そうよ。知らないの?」
刹那「それの呼び名はなんだ?」
アリサ「『ティルナノヴ』って。」
優姫「また言いにくい名前の神星器ね・・・」
刹那「しかしなんでそれだけ外国にあったのか・・・」
アリサ「聞いた話だとこれだけは異質の物だから他で管理することにしたとかなんとか」
刹那「異質?」
アリサ「この先は部外秘だからここじゃぁ・・・」
と言いつつあたりを見渡した。空港にはまだたくさんの人がいる。確かにそういわれるとそうだ。それでなくとも彼女の格好が目立つ・・・。
刹那「とりあえず車まで案内しよう。荷物はオレが持つ」
アリサ「あ、そう?ありがとう」
刹那はアリサの足元にあった大きいバッグを持つ。そしてふとアリサが背負っているリュックにも目が止まった。
刹那「それも持とうか」
アリサ「え?あ、これは・・・」
返事を待たず刹那がリュックに手をかけると・・・急にズシっと重みが持った手に伝わってきた。それにリュックの中からはガチャガチャという音もする。
アリサ「あの・・・それは重い・・・よ?あたしの装備がはいってるから・・・」
刹那「・・・まぁ背負えば問題ない・・・」
優姫「・・・バッグのほうは私持つね」
刹那「・・・ああ・・・しかし・・・よくこんなもの持ってきたな・・・」
刹那はそのリュックを背負って言った。背負ってみると幾分マシな感じはするがそれでも重かった。
アリサ「そうだよねぇ。女の子のもつ重さじゃないよねぇ」
優姫「ちなみに・・・それガチャガチャ音がするけど・・・金属探知機に引っかからなかったの?」
アリサ「ああ・・・音はするけど金属じゃないよ。名前はしらないけど鉄とかの類じゃないのはわかってるから。カリスにも注意されたからそういうのは持ってこなかったよ」
優姫「そ、そう・・・」
3人は空港の駐車場へと向かう。・・・それにしても・・・ひとつだけ日本とは別のところにあった神星器・・・それに暦に関する星座というものは12しかないはず・・・
------------------------------------------FINAL2へ-------------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する