開いた窓から侵入(?)した将人。その部屋は・・・・真っ暗だった。
祷姫奈は電気も点けないで真っ暗部屋の中にいた。窓を開けた後、ベッドの上に行き、体育座りをして顔をうずめた・・・・。
「こりゃ重症だ」と思いつつ肩を竦める。
将人に聞こえるか聞こえないかのような弱弱しい声で聞こえてきたのは・・・・泣きそうな声--------------------
祷姫奈「私・・・・調子づいてたのかな・・・・何万っていうフォロワーさんがいて、それ以上に歌の回を待ってる人がいて・・・・放送すれば皆が観てくれて。私の歌を聞いてくれて。でも・・・・あの時わかっちゃった。自分が調子にのってたのを。VRANO=METRIAさん達はあんなに輝いて・・・・きらめく律音さんみてたらなんだか自分がピエロみたいに思えて来ちゃって・・・・」
将人「ふ〜ん。それでそんなにしょげてた訳か」
祷姫奈「私の見えるか見えないかのきらめきじゃ・・・・もっと高みを目指せないよ・・・・」
将人「お前の高み、ってなんだ?」
祷姫奈「私も・・・・フリステスにいきたい。行ってもっと輝きを手に入れたい」
将人は何て言おうか迷ったが、真実を言う事にした。どうせアリアからも言われるだろうから。
将人「お前な・・・・別に負けてるわけじゃねぇんだ。俺とアリアがお前がオーラをだすのを抑制してたんだ。覚えてねぇか?俺とアリアがお前の発光現象を視聴者にみえないように照明で誤魔化してたのを」
祷姫奈「照明で・・・・??」
祷姫奈は顔を上げ、将人を見つめた。将人は苦笑の顔を浮かべている。
将人「そ。照明でホワイトアウトしちまうまではいかなかったけどな。お前のオーラ、アリアも気づいてると思うが、抑えが効かなくなってる。だからいつも『楽しく歌う』事だけを指示してきた」
祷姫奈「じゃあ・・・・私のオーラは・・・・」
将人「いい勝負になるとおもうぜ。しかもあっちはアリアの遺伝子の末裔でアリアのDNAもそろそろ終わりだろう。で、フリステスで高めて完成しちまってる。対してお前はアリアの娘。で、まだまだ伸び盛りの小学生。フリステスに行ければそのオーラはまだまだ輝く。わかるだろ?どっちの遺伝子が強いか小学生のお前でも」
祷姫奈「じゃあ私はこんなところで蹲ってる場合じゃない、ってこと?」
将人「そういう事になるな。頑張れよ。俺もアリアも応援してるからな!!」
そう言い残すと、将人は窓から伝って出て行った。だから玄関から帰れと。
祷姫奈「そっか。私はおにいさんとお母さんにオーラを抑制されてたんだ・・・・。よし・・・・明日からまたがんば・・・・っちゃダメなんだっけ」
そう、まだ本気オーラを出していいとはアリアからも将人からも出ていない。本気で歌えないもどかしさもあるが、仕方あるまい。祷姫奈は明日に向けて寝ることにした。
今週はどんな放送にしようかな?などとかんがえつつ------------------------
まぁ、歌ってみたになるだろう。
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