輝莉「まことにもうしわけありません」
この部でこのセリフを何回聞いたろうか・・・・。
あろうことか・・・・・最後を引いてしまった・・・・。
乃愛「まぁ・・・・引いてしまったものは仕方ありません」
星名「痛み止め、切れないといいけど」
トリを引いた事よりも、輝莉の足が心配だった。薬の効果は3時間-----------------
燿「輝莉ちゃん当然の話だけど、予備の痛み止めはないよね?」
輝莉、頷く。当然の話である。医者が持たせる訳がない。とはいえ、悲観はしない。たった6チームだ。最後を引いてしまったがまだ時間はあるだろう。
集合と開会式でだいぶ時間は経ってしまったが・・・・。時間にして残り2時間、といったところだ。なぜ開会式でそんなに時間がかかったか。輝莉に愛架が賭けた電話の通り、宮凪愛架の開会ライブがあったからである。閉会時にも1曲歌うとの事なのでだいぶ観客も盛り上がっていた。輝莉達もだけども。
控室に戻るとまず1組目が呼ばれる。1曲FULLで歌って5分前後。そんなに時間はかかるまい。痛み止めは効いたままだろう。問題ない。
今度は緊張という問題があった。順番が最初や最後でもそうだが、どこだったとしても緊張がある。決勝戦だし。
星名をみる。椅子に座ってじっと無言で俯いている。
乃愛はいつものとおり??口からエクトプラズムがでていた。いつも思うが器用な子である。
自分は・・・・足を踏みしめてみる。いままで通り、痛みはない。痛み止めを打ってから激しい動きを全くしていないので、痛みがないのか軽減されただけで痛いのかがわからないのが怖いところ。まぁ医者を信じて全力ステージをするだけだ。
そして星名と乃愛を信じる事。自分を信じる事。それだけだ。
それはそれとして。
愛架は審査員でみているし、会場のどこかに律音もいるはずだ。そこもある意味で緊張である・・・・。
緊張しっ放しでもよくない。何か解消法はあるだろうか?燿は窓の外を見ているし、星名と乃愛はまだそのままだ。自分1人で緊張解消・・・・?ムリっぽい
などと思っていると1組目がおわってしまった。あと4組しかないので3人共そろそろ衣装に着替えだす。燿は観客席へといってしまう。こうなると3人だけになる。
乃愛「大丈夫でしょうか・・・・やれるだけの練習は積んできましたが・・・・」
星名「そうだねぇ。やれる事はやったよね。あとは自分達の番でちゃんと歌えるか、だね」
輝莉「うん。がんばろ」
乃愛「足はどうですか?まだ痛みはありませんか?」
輝莉「うん。効いてるよ」
星名「ならよかった。さて、着替えもおわったし、行こっか」
3人はステージ衣装に着替えると、舞台袖へ。終わった1組目がまだそこにおり、2組目のステージをじっと凝視していた。やはり気になるのだろう。出来栄えが。
自分達も観戦しておこう。袖から1組目と一緒に2組目のステージを観戦する--------------------
--------------------------------SCENE3へ---------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する