輝莉の衣装の手直しを2日で終えて部室で試着。もちろん燿は部室の外に--------------
輝莉「いいよ?うしろ向いててくれれば」
というので燿は回れ右で輝莉が着替える衣擦れの音を聞きながら・・・・耐える。燿はプロデューサーなだけで神でも仏でも悟を開いた賢者でもないただの男子中学生。
・・・・同世代の女の子の着替え?見たいに決まっている。
きまっているが、見ようものならアイリーンに爆裂魔法でも食らわされるだろう。自らあの世への片道切符を買う事はないのだ。
着替えが終わったと輝莉が言うまで15分。なんだか30分くらい経った気がするが・・・・15分くらいしか経っていない。同じ部屋で女の子が着替えているのを回れ右で耐えている時間が倍くらい感じた・・・・。
振り向いていみると、あまり2日前と大差ないが、ちょっとゆったり目??に作りなおしたらしい。
星名「輝莉ちゃんの’一部の育ちがいい’から1回着たらまたキツくなっちゃうかもだけど」
輝莉「そ、そんなにかわらないよ!?」
乃愛「私も・・・・成長してほしい・・・・」
乃愛の呟きに「どこが?」と聞くものはいなかった・・・・。なんとなく、可哀想な気がするので・・・・。
とりあえず折角なので乃愛と星名も衣装に着替え、早いリハーサルを始める事にした。
練習に練習を重ね、1週間が過ぎた。練度は日に日に高まっているが・・・・どうにも燿は安心して見ていられない。
次は決勝戦なのだから------------------
何かアドバイスをしてあげたいが、今回は自分達に任せてという3人に一任している。何もできない自分がもどかしい。
ならせめて-------------------
練習から戻ってきた3人に飲み物を買ってきてあげる事くらい・・・・。
「ありがとう」といってのみものを呑み出す人。2時間くらい表で練習してきたらしいので、だいぶ喉がかわいただろう。
燿「だいぶがんばったようだね。もう完成した?」
星名「かもしれないし、じゃないかもしれませんし」
乃愛「まだ完成に至ったとは思えません。休憩したらまた行ってきます」
輝莉「皆も応援してくれてるしね」
輝莉達はそういって部室の窓から表をみる。窓の外にはたくさんの生徒が集まっている-----------
輝莉「皆、練習中に応援してくれてたんだよ」
聞くと、グラウンドで練習中、ずっと応援してくれていたという」
星名「応援に応えないとね」
乃愛「ええ。頑張りましょう」
座ってジュースを飲みながらそんな3人を見下ろす。
才能はあったかもしれないが振りつけが全然だった輝莉。
裁縫はできてもアイドルらしい事は全然だった星名。
曲創りはできてもあがり症な上に運動が苦手のようだった乃愛。
1つにまとまり、それぞれが成長し、いまでは決勝戦にあがれるまでになっている------------
燿「成長・・・・したんだな・・・・。僕が卒業してもやっていけるだろう」
輝莉「ほえ?何か言った?」
小さく呟いた言葉は聞き取れなかったのか輝莉は聞き返したが、「なんでもない」と笑顔で言う燿。ここでしんみりした話はやめておこう。
ペットボトルのジュースを飲み干すと、3人はまたグアルンドへ練習に向かっていった。
STAR-MINE。Ecriture・・・・。
両方共、自分がプロデュースしたユニット。そして・・・・残していかなければならないユニット・・・・。
ちょっとだけ・・・・燿の目から涙が零れ落ちたが、それを袖で拭うとパソコンに向かった。
燿「しんみりするのは後だ!!やれることをしよう!!」
---------------------------------FINALへ------------------------------------
ログインしてコメントを確認・投稿する