フリステスのコンサートが終わって数日。
律音と流奈は友人達と街にくりだした。映画館に行き、公園に行き、昼食はファーストフードだったが、楽しかった。
午後は皆でカラオケ。目当ては律音の歌声だった訳だが、律音もノリよくそのリクエストに応じていた。殆どコンサートの2次会のごとく律音だけだった。
そして夕方。律音と流奈が一緒に帰っていると--------------
流奈「ね、宮崎君の事、どう思う?」
宮崎君とは今日一緒に遊んだ元クラスメイトの男の子である。容姿は人並みだが運動神経が良く、サッカー部のエースを務めているサッカー少年だ。急に聞かれて律音の胸が跳ねる。
実は以前部室で好きな人がいると燿に言った相手がこの宮崎君だったりする。だがサッカー頑張ってるよね〜とか普通のコメントを言っていると
流奈「そうじゃなく。好きかどうかなんだけど」
とジト目で言われた。ジーっと律音を見つめる・・・・見つめる・・・・。根負けした律音は今の気持ちをそのまま言った。気にはなっていると。
律音「どうしてそんな事聞くの?・・・・もしかして流奈ちゃんも--------」
流奈「あー、違う違う。律音ちゃんが留学する前から思ってたんだよね。なんとなくだけど。でもこの前のコンサートで律音ちゃんがラスト歌った歌、宮崎君への気持ちを歌ってないかな〜って」
律音「・・・・ばれちったか」
そう。遠く離れたが気持ちがそう変わらず4ヶ月を迎えた。久しぶりに一緒に遊んだ間奏は・・・・気も地は変わらず好きだった事。ただ、明確な気持ちではなく、まだ淡いものであるが。
流奈「そっかそっか。ねぇ律音ちゃん。イギリスにはいつ帰るの?」
律音「え、27とか28日じゃないかな」
流奈「・・・・これは急がないと」
推理を始めたホームズのように考え込む。一体なにを急ぐというのか。聞こうとしたが「じゃあ準備しなきゃだから。じゃあね〜」と手を振って走り去っていってしまった。律音も手を振る。
律音「・・・・えっとぉ?何を急ぐのぉ〜・・・・?」
1人取り残されたフリステスの歌姫はそんな事を呟いた。
後日、皆で海にいくという話がメールで流奈からなされた。
そういえば海やプールに今年は行っていないと思った律音だったので了承メールを返した。すぎに「じゃあ明日水着を買いに行くよ!!」という返事が返ってきた。随分急だなと思ったが、もうすぐ留学先に帰る身。皆と遊ぶのはきっと・・・・冬休み。なら急でもいいかなと思った訳だが-----------
翌日水着を買いに行った律音と友人達。なぜか皆にビキニを強く勧められて白のビキニにしたのだが・・・・
後後になって部屋でみてみると・・・・
律音「・・・・なんだか下着みたい・・・・」
と思ってしまおうと急に恥ずかしくなってきた。せめて違う色にすればよかったと思ったが・・・・
流奈にそうメールすると、「逆にそれでいい!!それがいい!!ちゃんとそれを当日に持ってきな!!似合うって!!」なんて返信があった。
なんでそんなに白ビキニをリスペクトしてるのかはわからないが・・・・折角買ったのだし・・・・と思う。
・・・・でも、なんとなく、恥ずかしい・・・・。
とも思う。まぁ買ってしまったものは仕方ない。返品して違うのに買い変えもいいが-----------
律音「まぁ男子はいないだろうから・・・・いいか」
と床についた。
海に出かけるのは明後日。とりあえずは楽しみだ。
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