次の部活の日。律音に託されたチケットを配ると皆大騒ぎ。特にSTAR-MINEのメンバーが。
また律音の歌が聞ける。しかも大勢の前で。チケット売り出し直後即完売のチケットが手元に。しかもエトワール優待券。嬉しくない訳がない。
しかし喜び半分シリアス半分の燿は輝莉達に伝えた。これはライブを楽しみにいく半分にして、色んな音程がだせるフリステスの学生のナマ歌を聴いて勉強する場にしようと。
輝莉達は頷いた。これは勉強でもあるのだ。ただ楽しんでいる場合でもないのだ。
しかも喉が潰れる前に今回の曲の原曲がモノにできなければキー下げ版に差し替えられる。3人で話し合って限界まで挑戦する事に決めた3人は早速歌の練習をおこなう。
成果は・・・・いまいち。基本の発声練習で高い声が出ないといけなさそうだ。
帰り道。3人でコンビニでアイスを食べながら今後を話し合う。
原曲がいつまでに出来なければキー下げ版にする期限を決めようと。話し合った結果、お盆あたりまでに出来なければ諦めようという事にした。
・・・・出来たら出来たでキー下げ版を編曲している律音、ミーナ、リルムに無駄手間をとらせて申し訳ない気がするが・・・・。
それから日が経ち2日後。フリステスコンサート日本公演リハーサルで来られない代わりに燿にキー下げ編集されたUSBメモリが預けられた。スコアテキストも添付されていたが、全体的に音が下げられており、歌いやすくなっている。
これならすぐに練習できそうだが・・・・
燿「3人共、前に君達が決めた通り、お盆マデにモノにならなければこっちにする。いいね?」
輝莉&乃愛&星名「はい」
つい昨日、フリステス学院から3人の衣装が届いた。振り付けは今までの練習とどっちみち同じ。あとは歌のほうだけなのだが・・・・。
それから約束の期日まで歌の練習が続いた。振り付けや体力トレーニングと合わせての特訓。律音達も付き合ってくれているが・・・・
正直、間に合う気がしない。フリステスに通えるだけの能力をもった生徒でも1ヶ月経たずに喉をおかしくする発声練習。輝莉達も少しづつ出来るようになってきた感じはするが、律音達作曲勢からOKはでない。
お盆まであと5日という頃。とうとう喉が痛くて発声困難に陥った。もう無理と判断し---------------
ミーナ「よくがんばりまーしたがー、もうムリデース・・・・」
律音「まってよ。こんな毎日ずっとやってたら喉だって痛くなるよぉ」
ミーナ「ワレワレはそうでもなかったデース」
それはエトワールになれるだけの資質を持ってるからだ。
リルム「ではこうしましょう。お盆まで発声練習はお休みにして喉を休ませてあげましょう。それでお盆になる頃にテストをする。それでどうでしょうか」
ミーナ「ソーデスネー。3人トモ、隠れて練習とかメッ、デスヨー?」
輝莉達は頷いた。連日の練習で痛めた喉で続けても何にもならない。なら回復を待ってやらせてから判断してもいいだろう。
律音「じゃあ燿さん。お盆前の12日、最終判断しますんで」
燿「わかった」
ここまでやって成果がでなければ喉を傷め損ではあるが、音の低い編曲版に切り替えたほうが彼女達の為かもしれない。何の反論もせずに燿は了承した。特に無言で腕組をしてずっと話を聞いていたアイリーンも何も言わない。音程は低いが練習が必要だからだ。
期日まではもうあまりない。しかしこっそり練習もできない。3人はとりあえず喉を休めつつ、振り付け練習と体力トレーニングに励んだ。STAR-MINEもできるだけ練習に参加している。
そのSTAR-MINEも心配そうにチラチラEcritureをチラ見しながら練習。アイリーンにそこをおこられつつ練習に取り組む。
発声練習をしないで回復に努め、お盆の前日を迎えた-----------------
-----------------------------------SCENE6へ-----------------------------------
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