全員が疑問を浮かべて顔で愛瑠をみる。
今まで戦ってきた敵を回復-----------
セリカ「・・・・え・・・・?え・・・・?ふぇ・・・・?」
どうしていいかわからず、回りの人を見回すが、誰も答えをくれない。
アンジュ「あの子の言う通りになさい」
セリカ「でも・・・・いいのかな・・・・?回復ってその・・・・助けるって事・・・・」
博人「まぁ、そういう事だな。いいんじゃねぇの?当事者がいいって言ってるんだしよ。なぁロキ?」
ロキ「べっつにー。ボクはケイオス達の仲間から外れたかっただけで、別に殺したかった訳じゃないシ?」
特に反論が出なかったので、セリカは「し、失礼しましゅ!!」と微妙にかんでケイオスとソールの治療を始めた。
ケイオス「アマテラス。何故だ?お前は俺達を憎んでいただろう?殺したいと思ったろう?」
セリカの治癒を受けながら愛瑠に尋ねた。愛瑠は真摯な表情・・・・を通り越し、仇を前にしたソレの顔をしている。
愛瑠「ええそうね。あなた達を殺したいのはやまやまだけどね。でもそれだけじゃ終わらないのよ。終われないのよ」
終われない。一体何の事を言っているのか。
愛瑠「あなた達を殺しても両親は生き返らないし。生き残った家族の蛍がいるだけであたしは今は救われてるわ。お兄ちゃんもいるし。ケイオスも解ったでしょう?大事な人が殺されるっていう事」
ケイオスはソールをみて・・・・頷いた。今まで人殺しと悪事にしか興味がなかった彼。
回りに期待されなかったケイオス。
誰かに自分のやる事を認めてほしかったのかもしれない-----------
ケイオスはそう呟いた。
愛瑠「誰かに・・・・ね。でも、やり方が間違ってたわね」
ケイオス「かもしれん。ソール。俺にはお前が必要だ。これから先、共にいてくれるか?」
ソール「もちろんよ」
セリカ「こ、こんなものでよろしいでひょうか!?あ、あの、大した事無い回復でしゅいましぇん!!」
そう言ってなぜか土下座。ケイオスは立ち上がってセリカの頭を撫でた。
ケイオス「人間。いいカを持っているな。これからも人の為に使うんだな」
セリカ「ふぁい!!」
愛瑠はケイオスとソールを見逃す。それが後にどういう事になるだろうか。
愛する者を殺されるという事。
ソールが殺されそうになった時、ケイオスにもそれが分かったであろう。
だから愛瑠は見逃した。生かせておく事にした。
これからも愛を知ってもらう為に。
今まで歪んだ人生を送ってきたケイオスだ。学ぶ事は多くあるに違いない。
これでいいのか?きっといいはず。愛瑠は自問自答して無理矢理といっていい納得の仕方をした。
見逃しはしたが・・・・やはり仇討ちはしたい。だがこれでいいのだ。きっと。ケイオスは愛を知って良い神になっていってほしい。
るるな「これで一応の決着はついた、かしら」
博人「ま、そういうこったな」
恋美「神様にも勝てちゃうにいにいステキ♪」
となごんでいる博人達だが、竜司はいつも通り??の仏頂面。
竜司「だが、これで終わり、だなんて思っていまいな?」
アンジュ「あら?他になにかありまして?」
セリカ「あったかな・・・・」
竜司「おめでたい頭をしているな貴様ら。お前ら、鈴鳴千百合が死んだ御三家にケイオス達を生かして見逃しただと報告したらどうなると思う?」
博人&るるな&恋美&アンジュ&セリカ「・・・・あ。」
最期の障害が残っていたようだった-------------
タルダロス「どうすんだ?やっこさんたちも復讐だなんだの言いだすかもしんねぇぞ?」
タナトス「ありえるな」
ネメシス「しかし言わない訳にもいきませんね」
エキドナ「アリア様に相談してみる・・・・?」
アリアは今、ケイオス達によって破壊された天宮の土地に赴いていた。とりあえずミランダに連絡をとってもらったほうがいいだろうか。そう思ってアンジュはアリアに電話をした。話は月乃宮の屋敷で聞くという事だった。
アリアとの話し合いにより、後日きちんと話に行くようにと博人に命じられた。別に博人が何かしたわけではないが、ケイオス達の監視の意味も込めて。
愛瑠「あたしもいく。天宮としての考えも言わなくちゃ。殺し合うだけじゃダメだってこと」
博人「そうだな」
とはいうものの・・・・御三家の反応やいかに------------
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